祈・竹中平蔵落選or低得票
アメリカの代理人でおなじみの竹中平蔵先生が、こんなことをおっしゃっていた。
【ソウル2004年6月13日時事】韓国訪問中の竹中平蔵金融・経済財政担当相は13日、ソウル市内のホテルで記者会見した。最近の長期金利の上昇について竹中担当相は「日本経済の回復期待に基づく肯定的な兆候で、悲観的兆候とはみていない」と語った。ただ、今後の動向に関しては「注視すべき重要な問題」と指摘した。 (時事通信)
長期金利とは10年物国債の所有者に対して支払われる利子率のことで、中長期的将来の景気動向を探る基準とされる。国債は国の借金だから、利子が上がる要因をまとめると以下のとおりだ。
1.将来の税収=景気の上昇に期待がもたれるため
(もっと稼せげるから借りた以上に返せるよってこと)
2.借り手=債務者(国)に信用がないので、
貸し手=債権者(国債の購入者)の出資欲を誘うため
このような全く逆の要因で長期金利があがるケースもあるのだ。竹中先生は自分が(日銀ドル買い・米国債買いや、米系資本の金融機関・企業乗っ取りその他を促進することで)日本経済の足を引っ張っていることを隠すべく(いや自覚無く)、責任回避のために「肯定的な兆候」とおっしゃったのだろうが、今回の金利上昇はどう考えても2.としか思えない。少なくとも、債務残高が増えている癖に米国債をさらに買うようなアホな連中にさらに金を貸し出す気にはなれない。あともう一つは1.だと勘違いさせるための金利上昇もあり得る。あ、結局出資欲を誘うためやし、やはり2.だ(苦笑)。
難しい経済論理ではなく、一般人同士で金の貸し借りするときの判断基準を思い出せばよい。利子が高いのは、儲ける可能性が高いか、信用がないかのいずれかなのだ。こんな子供だましで、逃げ切ろうとする彼なのに、なぜか多少の人気はまだあるらしい。もっとも、最近は「急な金利上昇は懸念される」とのたまわっているそうだが、日銀の福井総裁(彼も代理人の可能性が)の弁を引き継いだだけかもしれない。
阪大教員時代のセクハラ事件など、竹中先生は小泉君同様に弱みを握られているらしいが、面倒くさいのでここでは述べない。さまざまな竹中批評サイトへのリンクを貼り付けておくので、お読みくだされば幸いだ。しかし、あまりに批判が多すぎる…まあ、マスコミなどの公共系サイトは総じて応援(ていうか、批判回避)だから、ここで挙げるまでもないやろうけど(苦笑)。
どうか、日本国民の英知を祈りたい。
竹中センセイ批評リンク:
政治経済本質情報-誌紙論評
渡辺喜美代議士-竹中金融政策は間違っている!
2ちゃんねる:「平成のポルポト」竹中平蔵を引きずり下ろせ
竹中平蔵先生を応援するページ
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親日派のためのコラム(仮)-参院選の前に・・・・・
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コメント
今さらですが、私の中で竹中氏を評価する面が出てきました。
郵貯の民営化は、貯金残高で財務省が過剰な公共投資するよりは、民間にまわしたほうがいいとの発想で、問題の米国債押し売りも、数百億円程度にとどめています。しかも銀行法適用で、外資の侵入を防いでいる。
また「正社員」が守られすぎていることを早い段階で主張していたこと(公言したのが、パソナの会長になってからだったので、その点はアホとしかいいようがないですが)など、いろいろ納得行く面があります。
この見方が出来たのも、守られたサラリーマンの身分を捨てたからです。
それでも、勤め先のお客様を始めとする関係者各位への感謝は変わりませんが。
実現
投稿: こんだぃ=筆者 | 2015/08/08 23:26