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虎の威を借りたら自由競争ではない。

 自由競争というのは、仮にフェアに作動したとすれば素晴らしい。知恵を絞り凌ぎを削り、やがては社会世間のために役立ち、自然とも調和したものが残っていくシステムだろう。
 しかし、競争相手のシェア(持分)を、それよりも強い権力(政府や力のある諸外国)を使って分断してまで、自らが勝とうとするのはいかがなものか?いくらいい知恵があっても、強権を使った暴論が通じてしまえば、自由競争の長所が生かせない。特に諸外国を背景にした場合、間接的にはその軍事力をも脅しに使っていることになるからタチが悪い、手が出せない。まさに、「虎の威を借る狐」だ。
 しかも、マスコミでは報道されにくい話(そりゃ虎は怖い)だから、一般大衆にはわかりにくく、一部のインテリや評論家がこぞって、こういう連中の味方になるからさらに始末が悪い。

 ここまで書いたのは、孫正義氏の最近の動きを聞いてからである。
 報道にもあるように、彼はソフトバンクに対して800Mhz帯の携帯電話市場の開放(明渡し)せよと総務省に迫っている(脅している?)。表向きは「NTTやKDDI以外にも競争参入者を増やし、よく練磨する状態にしろ」と、確かに正論を言っている(ように思える)。
 だが、これまでの孫氏自身の動きは、オリックスの宮内会長らとともに政府の改革会議に入り込み、自らの企業に適した規制緩和や行政執行をあ後押しすることが多かったから、どうも裏の目的があるように思えてならない。総務省などのNTTに対する不自然な圧力の数々をみても露骨だ(つい最近までNTT東西会社は県間通信事業さえ禁止されていた。あからさまに政府権力を使ってライバル会社のシェアを規制!)。この時点で日本政府(の一部)という虎の威を借りている。逆に長らく日本政府の威を借り続けたNTTにも問題があり、どっちもどっちである。その点ではKDDIなんかが好ましく思える。

 とすると、彼らが日本政府の威を借りられるようになったいきさつが、どうも怪しい。日本政府は、元々NTTにとっての虎であったはずで、宮内氏や孫氏がここまで政府委員の常連になれたのは訳があるはずだ。トヨタ松下などの巨大企業ならともかく、彼らの経営する企業体はそれほどの規模や歴史をもたない。両者(両社)の共通点はといえば、オリックスは創業当時から米国会計制度を採用し、ヤフーBBは日本では唯一ADSL通信の規格を米国タイプにしている。おおよそ、虎の見当がつく。

 あの虎やったら、総務省や日本政府より強うて当然や。

 関連のリンクをあげておく。

 株式日記と経済展望:9月7日付け記事-NTTを守れ。孫正義=ヤフーによる日本の通信・電波乗っ取りの策動を、日本人は団結して阻止するべきだ
 週刊アカシックレコード:本命ソフトバンク(オリックス球団の買収元として)


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