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楽天球団設立-オリックス・宮内氏の意図?

 プロ野球機構への新規加入申請を、ライブドアと楽天の両社が行っている。後から参入した楽天ではあったが、ライブドアと同じ仙台を本拠地として発表し、多くの著名財界人をアドバイザーに引き込んだことで話題をさらった。一部の報道では「楽天有利」「安定性で楽天」との評価が出始めている。→楽天による日本プロ野球組織への加盟申請発表
 ちょっと待てよ…これだとライブドアは体よく「露払い」に使われたような感がある。
 なぜわざわざ同じ仙台で?なぜこんなに著名財界人が味方に??

 謎を解くカギとして、一つの事実がある。
 今年8月27日、楽天はカードローン会社のあおぞらカードを買収したという。譲渡元はあおぞら銀行のほか、なんと、オリックス・クレジット、オリックスの計3社だいという。えっ、オリックス…?
 →楽天のニュースリリースあおぞらカードの新着情報

 推測でしかないが、オリックスの宮内義彦オーナー(本社会長)が、財界人のアドバイザー就任を根回ししたと考えてみる。ライブドアが仙台を本拠として申請する情報も、既存球団のオーナーとして情報を得られる宮内氏が楽天側に流したとすれば話の筋がつきやすい。
 今回の球界騒動は、その宮内氏が企図したものといわれている。すでに知名度の利益は得たからと球団の赤字経営から撤退したい宮内氏にとって、近鉄の経営不振(事実)を叩いてバファローズの吸収合併に持ち込めば、ブルーウェーブを単純に売るよりは悪人として見られずに済むという発想だ。そのうえ、ブルーウェーブ自体は弱小チームだから、讀賣のナベツネ氏を巻き込んでおけば世間の悪評はそちらに向いてしまい、宮内氏自体はさらに悪名を免れやすい。(その役回りが嫌になったから、ナベツネ氏は習慣化していたドラフト選手への裏金をばらしてまで、オーナーを辞任したとも捉えられる。)
 球団を減らす構想にしても宮内氏が発祥ではないだろうか?一球団あたりの利益を上げる狙いだけでなく、日本でのプロ選手枠を減らして、日本人人材の米メジャーへの流入をより促進する意味もあるだろう。事実、オリックスは、長谷川、イチロー、田口とメジャー転向(献上?)組を輩出しており、イチロー選手の時にポスティングシステムを初めて採用したほどの積極ぶりを示している。何よりオリックス自体が、40年前から米国の会計手法を取り入れるほどのれっきとしたアメリカ系企業なのだ。→オリックスの沿革
 アメリカ系企業といえば、楽天の三木谷浩史社長は、興銀を退職後ハーバード大を経由して楽天を設立し、宮内義彦氏はU.S.リーシング社で米国型リースを叩き込まれてから、オリエント・リ-ス(現オリックス)の設立に参画している。両者は、米国で教育されてから現在の会社を立ち上げたという点でも共通している。

 以上をふまえてみると、選手会やファンに押されて球団減は実現しなくとも、それならば自分の息が掛かった人材に新球団をやらせたいと思うのも有り得る話だ。その対象が、楽天の三木谷社長である可能性がある。
 週刊新潮では楽天もライブドアも共倒れ説を書いている。そうなれば宮内氏にとっては元の希望どおりで、楽天の参入はライブドア新球団という最悪の選択肢を避ける策ともみえる。
 また、どこかの週刊誌(確か週刊現代)では、三木谷氏が宮内氏に挨拶した所、彼の地元である神戸はオリックスの本拠地で重なるから、仙台に転向したとか…この線で行くと三木谷氏も苦しい立場。下手に宮内人脈があったおかげで、睨まれているというのか。

 以上の読みが少しでも当たっていれば、このことこそ本当の『ファン不在』かもね。野球チームが公共財って意識は全く無いんでしょうね。本人たちが私財と思い込んでいる企業群を、某国流で美化することには慣れてきたわけだから…(心情的には、堀江氏のほうを応援したくなる。)
 ふう・・・とにかく日本のことより海の向こうを考える人は全く疲れる。この話はまだ憶測の域を出ないが、せめて可能性のある内容だと頭の隅に置いてくだされば幸いだ。綺麗なものほど裏があるのだから。

 ただし、仮に一連の動きが宮内氏によるものだとしても、始めから球団本拠地の分散を狙ったものだとすれば、なかなか評価できる。結果を見てみないと解らない話だ。

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