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敬語とタメ口

 『その言葉遣い、他人行儀ですよぉ・・・』
 社内のコミュニケーションツールで、ある後輩女性からの一言だ。ちょうど武田鉄矢ふんする金八先生が「目上には敬語を使え」と説教していたのを見て思い出したのだが、逆にタメ口を後輩から願われるとは、珍しい経験をしたものだ。
 以来、なるべく地元方言(京都府南部だが、関東の各位には関西弁としか聞こえない)まじりの、ふだんの会話口調で文章を打つわけだが、さすがに社内では違和感を覚えることがある。会話上でも軽い用を頼むときなどはどうしても「お願いします」だし、仕事上ものを聞くときには「これはどうなってますか?」などと最低限の敬語を使っている。
 
 それでこの後輩。私に対しては敬語を使うようだが、本当はタメ口が楽らしい。『そこはお客様と直に接する部署だから、言葉遣いは常から気をつけろよ』と釘をさしても、うんとうなずいてそれっきり忘れている。いちおう「よく注意もされます」と本人も自覚はあるようだが、あまり深刻な様子はみられない。
 
 確かに、タメ口が潤滑油になる側面は多い。
 敬語使いが表現の限界になる事は結構あるから、人間関係が確立している相手なら充分に活用できる。特に心理状態や感性を示す時には有効だ。さすがに先輩相手になると数が限られるが、私も使うことがある。
 だが、あくまタメ口コミュニケーションは「敬語使い」の切り分けに慣れてからやるほうが無難だ。とっさの時に出てしまうから、まだ新人社員である彼女がそうするのは危うい。快活なうえに、よく気が回るだけに惜しい。

 といっているうちに、私も「とっさ」の間違いが出てしまった。
 木曜日の晩、9時前になって過半数の同僚が退社した後の話である。

 まず自分の部のみなさんに「お先に失礼します」といって、席を立つ。
 続いて、隣の部署を通過してエレベーターホールに出るわけだが・・・

私「お疲れさまです」

T課長「お疲れ様、バイバイ」

私「バイバイ・・・って、私が言うたらあきませんやん!」

 帰り際でノリツッコミをやる羽目になった。
 『バイバイ』は明らかにタメ口である、もと私の直属上長でもあったT課長に対して発する言葉ではない。
 というわけで、そばにいた女性の同僚2人に大ウケ。(やった!・・・主目的ではないが)

 そのうち一人は、私より少し年上の可愛いお姉さんである(といって置かないと睨まれる・笑)。彼女は取締役級でもタメ口を使う人なのだが、この一瞬で笑えたということはタメ口と敬語の使い分けを心得ている証拠だ。

 もう一人は、最初の後輩と同じ一年目の社員。
 なるほど。さらにしっかりした新人も、わが社は採用していた。

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