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プライドを守る?

 めでたくも、向こう2ヶ月で数人の友人が結婚・挙式を迎える。
 が、せっかくの祝い気分が壊れる話を同時に聞いた。
 式に招待してくれた友人Aが、共通の友人Bに「名古屋に行くから」と後になって出席を断られたという。
 初めから断るならともかくも、後からというのは何らかのわけがあるのだろう。と普通なら考えられるが、このBには過去に暗い実績がある。「断られた」事実を知ってからの私は、暗い気分を拭い去るのに半日ほどかかってしまった。

 Bはコンプレックスの塊というのか、以前から人を排除する癖がある。
 コンプレックスは劣等感と優越感の絡みあいであり、今回の断りは「優越感」に属するようだ。BはかねてよりAを軽視する態度を見せており、私にもその意思を口にしていたことがある。
 数としては、劣等感を覚える相手の対しての排除活動の方が多い。もう30歳を越えたBが、学生中心の団体で優秀な学生たちの失点をあげつらって追い払ったりとか。いずれにしても、自分のプライドを守るために人を遠ざけるメカニズムは同じだ。
 「勝ち目がない、敵わない」「この程度では俺の相手じゃない」要は、逃げている。
 ああ、やっぱりこの男は・・・

 いっぽう職場では、自分のプライベートを徹底して隠そうとする後輩がいる。人の話はあれこれ聞きたがるくせに、自分のことは聞かれてやっとしぶしぶ答える程度だ。
 「いやいや、言うほどのことではないですよ」
 と、逃げの手を常に打つ彼女に、さすがに「君は謙虚過ぎる、自信を持てばよいのに」とアドバイスしてしまった。
 技術も語学も堪能な才媛だが、よほど負の教育を受けてきたのだろうか?あまりにも自分を晒した後の反応を恐れている。時には簡単な会話の中でも過剰に防御反応が現れ、「それはどういう意味ですか?」「対処は出来ているんですか?」と相手の対応の隅々を先に見てやろうという神経の細かさが出てくる。

 とはいえ、彼女は謙遜した態度が主であるから、「よっしゃ、俺が自信つけたるか」とプラスの気分で接し得る。何かしてもらったら感謝の意を述べたり、あるいは小さな事でもうまく絡んでもらえるようにして、自分の存在価値を納得してもらえる環境を作ればよい。

 が、冒頭のBは、残念ながら救いがたい。
 同じプライドを防衛する本能であっても、「排除癖」は他者を攻撃して否定する行為だ。勝ち目のない敵?と判断されたら、聞いたふりはしてくれても、話の内容どころか謝辞も行き届かない。
 事実、私自身も劣等感の対象としてBの排除活動を受けたことがあり、確かに私が悪かったこととはいえ、その時は一切の弁解を受け付けてもらえなかった。『いま、敵わない相手が失策をしている。確実に封じ込めないと…』との思いだったろう。(結果的には、私も弱ったが、Bも一時的にその団体を遠ざかることとなった。)

 この手の人は避けるしかないのかと、諦めがついたところで、やっと暗さから抜けられた。
 人はみな、自信がないものだ。
 

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