自分のために働くんですよ!と新人に言われ。
運気などというものは、バランスをとって収支ゼロになってしまうものだ。
3年ほど前までは、阪神タイガースの低迷による不快感と、慢性的な職場での不遇が、他の幸運に対してバランスをとっていた。ところが、今年度に入って事情が変わってきた。どちらも風向きが良くなっている。阪神は目下首位にあって、親会社や典型的な団塊バカの役員などにいくら妨害されようとも仕事はうまく進んでいる。その代わり、異性運は以前にまして最悪な状態だ・・・なんかおかしい。
そういえば、この不肖・近藤のもとにも新人がつくようになってから、職場の運気が上昇している。
彼女が異性運を中心とした俺の運気を職場に集めて、知らずのうちに仕事運を強化しているのか?本人に言ってみたが、「そんなはずはないですよ」と本気にしない。当然だ。
その彼女が、人事部の新人担当者からえらく誉められたそうだ。
研修期間中のスピーチの内容で感動を誘ったらしく、”賛否両論ありますが”と付け加えた上で、話したことを教えてくれた。
「地球のために温暖化を防ぐなんていいますが、あくまで人間のために防ぐのです。偽善者ぶるのはどうでしょうか・・・」
良い運気は巡ってくる、我欲を出さずに天然の流れに沿えば巡ってくる。
とはいうが、他者の利益を追求する行動であれ、それが自分のためにもなることを知っているから着手するのであり、究極のところは「人のため」ではない。極端な話、私有財産をすべて投げ打つ篤志家がいたとしても、投げ打った方が本人の気が休まるからそうしているのであり、100%他者のためというわけではない。
正直にいこう。
自分のためになるから、人や周囲のため(他者の利益)になることをする。
ただ、履き違えてはならならないのは、自分のためにならないほど他者を利する行動を起こしてはタダのお人よしであり(犠牲・隷従・過度の信仰)、逆に他者の利益を損ない過ぎるほどに自分の利益を追求してはならない(搾取・寄生)。
人のためにせよ、自分のためにせよ、自他の利益バランスがとれず両極端な人が増えている最近、弱冠22歳の彼女の発想がちょうど良いぐらいだろう。自信を持てない言動(おそらく本気)にもかかわらず、安定した冷静な思考。つまり、他者を刺激しない代わりに自身の利益を着々と考えるのが、彼女なりのバランス感覚と思われる。
右手の机をみると、リラックマ人形が2体、コリラックマも2体。
少女なのか大人なのかわからない彼女をみては、そのギャップを楽しんでいる。
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