都議選と長嶋さん復帰。
昨日7月3日で予定されていて、今日の朝まで完全に忘れていた行事がこの二つだ。
横浜阪神戦を見て新宿で別の飲み会をハシゴしてから帰ったのが4日午前0時過ぎという、珍しく活発な日曜日を過ごしたのだからしかたがない。にしても、少しでも思い出していそうなビックイベントが、これほど印象が薄くなったのはどういうことだろうか。
まず都議選については、今回の選挙で都政第二党になった民主党にせよ、組織票で結果が読める公明党にせよ、あるいは自民党にせよ共産党にせよ、それぞれがどんな勢力分布になって、何を言うかが予想がついており、投票整理券が届く前からおもしろくなかった。
自民民主ともにどうせ大国の圧力に勝てないだろうし、組織票は偉いとされる中心人物が居なくならない限り変わらない。自分の勤め先でもそうだが、私欲なくモノを考えられる人ほど、出世欲もなく同時に上に立つのは難しいわけで、国政選挙でもその構図は変わらないという諦めがついてきた。
年は食うものだ。三十にもなってようやく当たり前のことがわかった。もし本当に、まともな人物がFを上に立たせたければ、周囲の流れが変わるのを待つのがよっぽど近道ではないかと。
長嶋さんの復帰自体は素直に嬉しいけど、日本テレビ(俺が株主だったこともある)が登場のタイミングを計算していたのが露骨にわかっていた。
今年からは巨人戦の開始が午後5時となった日曜日、フジテレビの6時台アニメなどとの視聴率争いが苦しい。そこにもっとも率が取り難いであろう広島戦がきたところで、ミスターの神通力を頼りにしただろうことは想像にたやすい。
そんなことを前日までに考えていたと思う。
ともかくも、俺の中では「どうでもいいこと」と処理したため、日曜日の朝には忘れていたのであろう。
というわけで、初めて「単純忘却」を理由に公職選挙を棄権した一日であった。
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