民主154議席、公明64議席!?ードイツ連邦議会選挙方式で試算してみました。
懲りずに選挙結果分析。小選挙区で自民党は、47%の得票で73%の議席を獲得した。単純多数決だから、ごく一部の動きで決まる勝負が少なくない。
一票でも上回れば勝ちであって、100,001票対100,000票の勝利でも、100000票の意見は無視されたことになる。ましてや、多くの選挙区では3人以上候補が出ているわけで、各選挙区の勝利者の得票率が50%を超えることはほとんどなかった。5%分ぐらいは共産党候補が得るだろうから、40~45%とれば当選圏内となる。
個人票だけで40~45%をとれる候補はそう多くない。あとは所属する政党の党首がふんばって、わかりやすい言葉で人気とりをして、数%の上乗せを図ればよいのだ・・・。
どちらに転がろうが、接戦の勝敗が増えるほど死票の山が築かれる。
というわけで、上記の問題点をさけるべく考案された、ドイツの連邦議会選挙制度にならって、日本の衆議院議席数を再計算してみた。政党が比例代表区で得た票で配分された総議席数を保証して、かつ小選挙区での当選議席も保証するという、定数よりも議席数が増えることのある方式だ。
| 自民 | 公明 | 民主 |
共 産 |
社 民 |
各 新 党 |
無 所 属 |
| 221 | 64 | 154 | 30 | 24 | 20 | 18 |
※詳しい計算結果は、集計ファイルをダウンロードしてご覧ください。
計算間違いなどあれば、ご指摘願います。
※選挙区300、ブロック比例180の定数は現行のままとする。
無所属候補の当選多数を理由とする、議席配分計算時の定数削減は行わない。
制度上、比例配分数を超える議席を小選挙区で得た政党が存在する場合、
当選者数が定数を上回ることがある。
この制度で行われた今回のドイツ総選挙。まだ一部地域での投票が終わっていないため、全体の結果ではないが、大勢は出ている。圧勝を予測されたキリスト教民主・社会同盟は選挙区と比例をあわせて225議席(得票率35.2%)と伸び悩んだ反面、与党・社民党は同じく222議席(得票率34.3%)に下げ止まった。
毎日新聞ー独総選挙:連立政権へ、さまざまなシナリオ
日経新聞ー独総選挙、保守系野党が3議席差で最大勢力に・暫定結果
勝たせすぎないドイツ人の絶妙な投票行動、というよりも、選挙制度自体が1党の過剰な躍進を防ぐ仕組みになっているのである。かといって、政党のわがままで妙な人材を送りこみすぎないように、小選挙区で個人を選ぶ長所も残しているのだ。
参考:ドイツ連邦共和国外務省・ドイツの実情ー選挙制度(日本語)
なんにせよ、今回の選挙結果が吉と出るよう願うばかりだ。
マスコミに踊らされた?とされる人々の直感が冴えていて、マスコミが公開しない(というより、できない)要素を本能的にしっかりと見抜いていたりして・・・
俺のような変に理屈をこねまくるオタク?よりも、その判断が正しいことがあるはずだ。(ホンマやろか?)
最後に、参考になる記事をいくつか、紹介しておく。
「選挙制度の話」(信太一郎氏)
「独断的日記」(JIROさん)-選挙分析 得票数は自民47% 民主36% なのに議席数4対1! 小選挙区の最大の欠点=死票の多さ。
ドイツ滞在記録(LEE Akioさん)-ドイツの選挙の結果
なんで屋<男塾>梅田-小選挙区制とは?
なんで屋-驀進劇- 「小泉圧勝」?のまやかしを検証!
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