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バレンタイン監督とブッシュ米大統領の関係??

 嫌なことに気がついた。俺の大好きな千葉ロッテのボビー監督が、あのブッシュ大統領がオーナーを務めたころのテキサス・レンジャースでも監督をしていたことを。
 すでにこの事実で、現アメリカ政権と結びつきがあることは間違いない。

 もしかして、
 ボビー・バレンタイン氏に親善大使役を務めさせたかったブッシュ政権が、
 彼が日本一監督になりやすいように、なにやら画策したとか・・・

 また、ボビー氏が日米優勝監督になれば好印象がまして、さらにメジャーリーグにジャパンマネーを呼び込みやすくなるのもあるだろう。
 そのうえ、オリックスを第一例として、日本プロ野球をメジャーリーグのファーム的存在にする計画?にとって、阪神の人気は邪魔だったのもあるかもしれない。

 村上ファンド騒ぎといい、前の記事で述べた宮内氏といい、ブッシュ政権に近そうな方々が阪神タイガース選手の不利になるような行動をとっている。村上ファンドが動き出すと、急に阪神ファンであることを強調しなくなり、ついには宮内氏の縁でオリックス戦の始球式までつとめた竹中平蔵大臣の動きもあやしい。

 やはり何か臭うな。
 ボビーさんをアメリカの広告塔にしたい連中が居ること自体が・・・
 日本国内で不人気が強まるのは自業自得だろうに、まったくあの国は。

 ていうか、そんな策略がなかったとしてもロッテが日本一やろうな(笑)

 いずれにせよ、こういう疑惑が出てしまう時点でプロ野球ファンを続ける気が無うなってきた。薬物疑惑とかやったら選手個々の範囲やからまだ良えけど、いきなり米国政界やで。庶民レベルの娯楽にそんな大きい存在が顔出してきたら、勝ち目ないで。(BaseBallはアメリカ生まれやし、仕方がないけど。)
 どうせなら、プロレス(特にハッスルのような)みたいに、あからさまに試合以外の事情が芝居仕立てになっているほうが面白いわな。(^。^)


参考記事:

 バレン大使、球界人初…日米首脳会談にゲスト招待/レンジャーズ監督時代のオーナー、ブッシュ大統領たっての要望で:夕刊フジZAKZAK・10/28版

 竹中平蔵氏、オリックス戦で始球式:日刊スポーツ大阪・9/25版

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憎むなら、選手や相手ではなく宮内さんを。

 もう、読んで字のごとく。開幕前に阪神タイガース選手団を不利な心身状態に追い込んだのは、この人のせいです。オリックスCEOで(第二次)バファローズのオーナー宮内義彦さんです。

 おわかりかと思いますが、強い千葉ロッテマリーンズをさらに強くした原因のうち、環境的な要素二つと彼(名前すら書きたくない)との関係を整理します。


【1.プレーオフ制度】

 一度休んでしまっては試合勘が鈍くなる。ましてや、阪神タイガースは、ただでさえファンの猛烈な重圧の中で不安と戦わねばならない。若い選手は精神的に、中堅以上の選手は肉体的に調整しづらいだろう。
 逆に、ロッテ勢は、負けられぬ戦いを休みなく続けることで、レギュラーシーズン以上の力がつく。(俺の好きな同郷・清水直行投手もプレーオフ中に立ち直った感が)
 したがって、実戦経験に大差がある状態での対戦は、阪神にとって大きなハンデになる。

 そもそも、プレーオフは、なかなか首位になれないチームに日本シリーズ出場の可能性を与えることで、面白みを増す目的がある。なにより確実に客が入る試合が増える。レギュラーシーズン1位、2位になれば、それぞれ3~5試合、1~2試合の主催権を獲得できるから、結構な収益をあげられる。
 
 オリックスの話に戻すと、俺も好きだった90年代の清新な強さは昔の話で、最近はずいぶんと不安定さがめだつ。(宮内さんが米国資本に頭が上がらないせいか)イチローや田口をメジャーに放出し、逆に戦力外となった吉井やマック鈴木を下取りする、まさにメジャーリーグにとっての選手リース会社のような立場(笑)になってしまったのが一因か。
 弱った結果、昨年オフに近鉄を合併した際、旧ブルーウェーブの有力選手を保護した上で、残りの両軍選手の6割を自軍に、4割を楽天に分配するという、弟分?の三木谷氏に煮え湯を飲ませるような分配ドラフトを行っている。
 こうやって、戦力を補強することをふまえて、せめてレギュラーシーズン2位になれば3位との第一ステージの主催権が獲得できるプレーオフ制度を推進したのではないだろうか?

 ナベツネさんの方が表に出るだけマシ。宮内さんは常に影にいる別種の悪役だ。
 まあ、アメさんに頭が上がらんちゅう所は両人に共通していて、頭を下げている親分同士の力関係が逆転してきたのが、彼らの力にそのまま影響してるというのか。所詮は敗戦国や、わが国は(大泣)


【2.村上ファンド騒動】
 
 オリックスは、村上ファンド=MACアセットマネジメント株の45%を持っているという。これだけで、阪神タイガースへの影響力拡張、最終的には合併→1リーグ化を、宮内氏が狙っていると思われても仕方がないだろう。
 一資本家(ていうか、宮内さんのバックの)の強欲で、70年築き上げた庶民の娯楽は、もろくもその形を崩そうとしている。(ていうか、崩れるものだったのかも)

 村上ファンド問題がオリックスにも飛び火:日刊スポーツ・10/22版
 オリックスにも“二重支配”疑惑…村上ファンドの阪神株取得:サンケイスポーツ・10/22版
 阪神エライこっちゃ買収されるで…村上ファンドが株大量取得:サンケイスポーツ:9/28版
 オリックスと阪神が統合!?球界再々編か:日刊スポーツ・10/14版

 …こうしてみると、関係記事が日刊とサンケイだけやなあ、なぜかナベツネ氏の報知ではなくて。朝日系と産経系。せっかくスポーツ紙の質はいいのに、一般紙のほうは(ry


 というわけで、全阪神ファンは宮内義彦という男を憎むべし。
 (つうかこの人、命危ないで。後ろにアメさんが居なければ…)

 実行策として、不買運動でも呼びかけようと思ったのですが、
 オリックスはリースなど、法人向けビジネスが主力なんで、なかなか個人レベルでは難しいですなあ。オリックスローンやレンタカーは借りないとか、会社の購買総務担当者であれば、なるべくリース契約の対象から外すなど、中長期的な努力が必要です。あと株主であれば売ってしまうこと。市場よりは、宮内さんが嫌がる相手に直接売るのもあり。

 極論ですから、皆さんのご意見をお待ちします。

 ---

 くそ長い追伸・宮内さんの本業とされている「リース」の豆知識:
 リースはある物件を代理で購入して、契約した一定の期間ないに第三者に貸し付ける仕組み。一般的には、購入価格に2~3%ほどを足した金額を契約月数分に割ったのが、月額のリース料になる。一括で買うと高い物品を使用したい時に便利な仕組みで、お勤めの方なら、会社のファックスやPCなどに貼ってあるリース会社のシールを見られたことがあるかと思う。

 ただし、悪用の例もある。
 正常に動いているFAXや電話のリース貸借期間がまだ残っている所(7年契約の4年目とか)へ、さらに新機種の情報機器を導入してリース契約をさせる営業がはやっているそうだ。からくりがわからない中小企業の親父さんが、同じ機能を持つ機器のリース代を二重三重に払っているケースはよくあるらしい。とはいえ、古い契約を途中解除すると、満期まで払うより高い違約金を取られるから・・・うーん。まっとうに使えば、リースは便利な仕組みなんやけどねえ。
(上記のような営業はマイライン契約やインターネット回線を切り替えるついでにされる場合が多いらしい。友人の話によると、日本テレコムが特にひどいとか・・・あ、孫さんのところか。ソフトバンクとオリックスはこんなところでもグルなんやろか?)

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情報操作目的か?ファンがなめれらている? 村上ファンドが起こした阪神球団上場騒動

 面白い記事が目白押しだ。ここまで来ると、なにか余計な情報を隠すために騒いでいるのかとも疑ってしまう。村上ファンドの大量所有が発覚した後も、阪神タイガースは危なげない勝利を重ねており、選手を含む主要人物は何か知っているのではないかとも考えられる。
 では何件か記事を紹介する。
 
 ちょっと待てよ。阪神ファンに株を持たせて大丈夫か?-兄やんの一言モノ申す
 阪神タイガースはいっそのこと宗教法人にしよう-桜日和

 両者に共通しているのは、「阪神ファンという存在は、株式を持ち合って球団経営の一角を担うほど落ち着いたものではない。」という点だ。

 非常に同感。阪神ファンの一人である私も賛成だ。もちろん落ち着かない「狂信的」なファンはごく一部であるが、そのパワーは猛烈である。
 甲子園は好きだが、ライトスタンドには行かないようにしている。もっと応援を激しくやって盛り上げてもらいたい気持ちは強くても、声を出さずに試合運びを見たい私にまで応援行為を強制される、あの雰囲気が苦手だ。
 このようにぐたぐた言っている私でさえ、中日に大逆転された時などにおもわず自宅の壁をぶち破ったことがあるぐらいで、阪神ファンであることは冷静さを欠く危険が高い。
 宗教法人にしてもうたれと言われるのも、しぶしぶ納得である(-_-;)


 前の記事でも述べたように、株主は、ある事業の元手(資本)を出した割合に応じて、その事業への経営参画権を持つ。

 仮に阪神タイガースを上場させるとして、阪神電鉄と村上ファンドをあわせて3分の2以上の球団株を持ったままであれば、ファンに経営参画をさせないことはバレバレだ。両社以外の株主が重要議決への拒否権が行使できないからである。少なくとも40%ぐらいは一般市場に開放するだろう。
 となれば、年俸査定など球団経営のノウハウどころか、財務諸表を読んだことすらないファン株主の多くが、素人どころか子ども扱いされるような立場で、株主総会議案への賛否を問われることになる。

 もし、合併話とか新株発行とかで新たな親会社を作る話が出てきたら、ファンの心情を代表する形で賛否の結果がでるだろう。だが、取締役の選定とか、後で妙な連中に乗っ取られるような転換社債の発行(今回のように)とか、そういった複雑な経営活動を見守ることができるかどうかは疑問だ。
 また、阪神ファンに比率が高いとされる、一部の熱狂信者的なファンが株主になれば、総会屋まがいの暴動を起こすかも知れず、チーム運営自体が止まる騒ぎにもなりかねない。

 加えて、マスコミなどの騒ぎが結果として情報操作となり、あるいは試合の勝敗が感情の激化を誘い、なだれのようにファン株主が一方的な判断をくだす危険がある。
 具体例としては、電鉄と村上ファンドが対立して、議決の委任状を集めて過半数を集めようと争った場合(プロキシファイト)が挙げられる。ファン株主の大部分が深層を読めず、表向きはよく見える側に委任状を盲目的に送ってしまうだろう。
 …怖いな。広告宣伝活動がうまい側が、良い仕事をするとは限らないのだから。

 最近、「みんなで株式投資しましょう」とむやみに勧める風潮が目立つけれど、誰しもを株主=資本家にする必要はないと思う。部分的であっても、経営責任をもつ覚悟がある人間が株を買え。自分が持っておいて一方的な議決を防ぐ(=大株主の存在をけん制)一角になるという、ささやかな目的でもかまわない。
(といいつつ、オレは何社かの株主ではあっても、未だに総会にも出席せず委任状を送ったこともない・・・汗)


 ほんで、話を戻すと、仮に阪神タイガースを上場したとしても、その運営は相当面倒くさいものになるはずだ。先にあげたようなプロキシファイトだけでなく、その前に野球協約の条件とか様々なハードルがあって、簡単には実現しようもない話でもある。

 となると、球団上場話については世間を騒がせたかっただけ?ともとれる。
 情報操作目的かいな? では、なぜに?
 面白い記事があった。

 村上ファンド、日本証券金融株を取得・筆頭株主に-日本の中心で、馬鹿を叫ぶ! 
 村上ファンド、日本証券金融株も取得・筆頭株主に-日本経済新聞・10/3版

 この日本証券金融という会社を握ると、株式市場全体に影響力を持てる。
 村上氏は、阪神騒ぎを利用して、この動きへの関心を薄めたかったのでは?

 そのうえ、阪神株は値が下がらないうちに売れば儲かるし、持ち続けて過激な影響が出なければ、「口は出しても、世の流れ?には従うやつだ」と村上ファンドの信用を上げられる。

 これはずるい、大悪人だ。(褒める意味も込めて)
 いずれにせよ、負けがない戦いをする賢さは尊敬する。

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株主至上主義はプラスか?…村上ファンドが阪神タイガース上場を提案

 取得過程に違法の疑いを指摘されているが、あの村上世彰氏が筆頭株主の立場として、ついに阪神電鉄にものを言った。

 完全子会社である阪神タイガースの株式を上場せよ、その株式(=元手=経営権)を複数の人間(一般ファンを含めた)が持ち合える形にしろと。
 一見、誰にでも(ただし、金さえあれば)タイガースの保有者になれ、阪神電鉄の「私財」から「公共財」へ進化するかのようにみえる。ここまでは良いのだが、もう一つの提案が危ない。

 選手にストックオプション(株式購入権)を与えるという。
 何やと?

 選手個人にどれだけの株式購入権を与えるかは、おそらく個人成績で決めるだろう。ということは、引退間際の選手や計算高い連中は、打率とか防御率などの個人目標値をなりふり構わず上昇させようとして、時にはチームの勝ちを阻害する行動に出る恐れがある。
 わかりやすくいえば、赤★の三塁暴走で得点チャンス壊滅とか、♯川が強引に三振を狙って投げたボールで逆転ホームランを打たれるとか、くだらない展開が予想される。この場合、赤★は盗塁数、♯川は奪三振数がストックオプションの査定値というわけだ。
 年俸査定の際でも貢献ポイントには相当気を使っているはずだが、そこにストックオプションなどを入れては、話が猛烈にややこしくなる。個人の欲だけを吊り上げる恐れのある、まさに最悪の目標管理システムである。

 岡田さんは選手の特性に適った目的を明示して、各人の責任負担と達成義務を軽減してきた。そうやってチーム全体で助け合う体制を作ったのに、村上氏のやり方次第では全てが台無しになる恐れが出てきた。(だいたい、責任分散は株式の発想でもあるんやけど。後で述べる。)

 一番えげつない大阪商人でも、周囲をも富ませる「三方良し」の精神を忘れなかった。 
 それが、選手個人を「自分だけ儲ける思想」に誘いもうとするとは、何事や。
 選手たちは企業社員と違って個人事業主であるが、ある種の公人である。
 公共に対する目的を常にわきまえて欲しいところを、なぜ・・・

 村上氏は10歳のころに父親から百万円を与えられ、株式投資を始めたという。
 この父親に言いたい。
 小学生のガキなぞに株なんかやらしたら、株主至上主義になって当然やろアホ。
 日本固有の助け合い精神が全くない大人に育って当然やないか。

 株式システムっていうのは、ある事業の元手(=資本。この熟語は「もとで」と読むとわかりやすい)を複数人数で出資することで、利益享受権と同時に、失敗した時のリスクを分散する手法として始まった。
 大航海時代、船を作ってアメリカ大陸やアジアに交易しようとした商人がいたが、元手が集まらない。ある金持ちに単独投資をお願いしたところ、資金回収(今で言う=配当)を独り占めできたとしても、船が遭難でもすれば全て自分の損になってしまうと嫌がった。それで、しり込みする金持ち達を納得させる手法として「株式」による元手の分散・持ち合い→持ち合い比率に応じた経営権、利益配当権および失敗責任の分散保有といった仕組みが、発達してきたわけだ。

 リスクの分散という側面で考えると、株式システム本来の姿は、助け合い精神でもあったはずだ。
 だが、利益配当ではなく、買った当時の株価よりも高い株価で売って儲ける手法(=投機)が浸透してからは、個人の欲が暴走するきっかけにもなり、さまざまな不均衡を起こしてきた事実は否めない。

 
 株式システム本来の姿を求めるのが株主至上主義者とすると、代表格である村上氏は順当な利益配当をしろと言っているように見える。
 確かに、阪神電鉄は株価や配当額の割りには儲けており、株主はそれほど利益を得ていないともいえる。であれば、子会社のなかで最も高利益を出す部類の阪神タイガースを上場させ、複数人で元手を出資した上で、利益配当も複数人に受ける形にせよという理論づけだ。(もちろん、現行の電鉄株主の持分比率に応じて、タイガース株が割り振られるオプションつきで)

 確かに、7、8年以上前のタイガース経営はおかしかった。優勝はそっちのけで、それでも入る観客収入と放映権頼み。親会社である阪神電鉄自身を太らせる目的しかなかったように思う。以前の私も、上場してサントリーあたりに株の一部をもたせて、経営参画させてやれなどと言っていた。
 とはいえ、現状では阪神によるタイガース経営はうまく行っている。しかもこの「株主至上主義」が流行る社会状況。下手に上場しては、影響を受ける人の数にくらべて圧倒的に少ない大株主の恣意だけで球団運営が決まる怖さが残る。やりすぎると、市場競争の原理が裏目に働きますぜ。さらにファンの支持が減って儲からなくなった、あのオリ・・・とかいう会社の球団運営のように。
 あ、宮内さん、今度は阪神との合併を?あんたこそ合併されて消えてください。

 
 妙な外資系に経営権を奪われる前に、オレの意見を取り入れろということか?本気で憂国の士なのか?
 いや、一連の作戦は、どう転ぼうが村上ファンド「MACアセットマネジメント」が儲かる形になっている。売ってもよし、持ち続けて儲けてもよし。株主至上主義をもって、現行法律の網をかいくぐった大勝利である。

 結局、悪意ある資金提供者に株を売り払えば全ては終わりだ。
 まあその時は、心無い(心ある?)阪神ファンが命を狙いに行くやろうね…


 ・・・とここまで言うておきながら、村上ファンドが阪神電鉄にとっては救いの手との見方も可能だ。借金を帳消しにしてくれたのである。転換社債のからくりだ。
 村上ファンドが手にしていたタイプの転換社債の持ち主、すなわち阪神電鉄に金を貸した債権者は、株価が505円を越えれば現金ではなく同額の株式に引き換えることができるシステムになっている。つまり、村上ファンドが時間外取引やらなんやらで阪神株を買いあさり、株価を上昇させてくれたおかげで、阪神電鉄は250億円の償還金を用意しなくて済んだという。(ヒット株式教室の9/28版より)
 また村上氏は、タイガース球団社長に福井俊彦日銀総裁や西川善文前三井住友FG社長・同銀行頭取を就任させよとも言っているらしい。本気であれば、日銀総裁は別として、住友畑の西川氏であればまだしも穏健で、米系外資からの触手を防ぐ手立てになるかもしれない。あくまで希望論にしか過ぎないが。


参考記事(全国各紙+地元紙すべて載せました。):

 阪神タイガース上場を提案=選手への自社株購入権付与も-村上ファンド:時事通信・10/5版
 村上ファンド、阪神タイガーズ上場提案:日本経済新聞・10/5版
 村上ファンド真意は?阪神球団の上場を提案:読売新聞・10/5版
 村上ファンド 阪神電鉄株取得 TOB規制の想定外:読売新聞・9/29版
 村上ファンド:阪神球団の上場を提案 ファンの出資を想定:毎日新聞・10/5版
  阪神電鉄「企業存亡の危機」 村上ファンドの株取得:神戸新聞・10/5版
 村上vs阪神、攻防開始 タイガース上場を提案:朝日新聞・10/5版
 村上ファンド 阪神電鉄転換社債に注目 大量取得へ巧みな手法:産経新聞・10/5版
 阪神電鉄、なぜ狙われた 規模の割に強い財務 多い優良資産、安い株価:産経新聞・9/28版
 激情型、緻密な分析家 阪神筆頭株主の村上代表:産経新聞・9/29版

 株主至上主義は間違っているーブログ・『コミュニケーション』で斬る
 村上ファンドが阪神乗っ取り?3:社長人事に介入ー津村巧の不定期日記

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岡田阪神、反目標管理・成果主義の勝利! 万歳!

 俺は嬉しくてしようがない。
 岡田さんが選手に目的と責任を持たせる運用をしたうえで、このリーグ優勝が転がり込んできたからだ。

 星野さんのころは、「おい、カネ。明日は使わんかもしれへんぞ」と不調の金本選手を脅したり、激励以外の「マイナスを恐れさせプラスを強要する」手段を使いながら采配をしていた。これはこれでよく、弱いチームの体質改善に極めて有効である。だが、やがて選手たちの精神は疲れてしまい、勝ち続けるチームの編成には害になる。
 岡田監督の就任は、生え抜きへのこだわりや星野さんの健康事情だけでなく、星野さんの選手消費型運用よりも岡田さんの育成・持続の手腕に期待した面が強かっただろう。

 最近アメリカかぶれの経営者が大好きなのが、「成果主義」とか「目標管理」といった発想である。
 まず、結果目標を先に立てなるべく数値化しておいて、その達成を部下の義務とする。達成すれば増俸・昇進、しなければ減俸・降格といったわかりやすい仕組みだ。
 が、ここには各人の能力が発揮される度合いと範囲や、社会情勢による目標達成の困難度という考え方は一切含まれない。もっといえば、裏づけのない根性論で目標数値を設定しても、「成果主義」「目標管理」の類ではある。
 同じ事をやって失敗した国があったろうに。計画経済を推し進めたソビエト連邦がそうだ。
 社会や自然の動き、そして地域や人々の特性を無視して、「5ヵ年計画」とか年度で区切った数値目標を追わせた結果、制度も人も疲労して国家まるごと落ち込んでしまった。日本企業で落ち込んだところも同じような特徴が見られる。2年程前の富士通や、今のソニーとか・・・

 人工的な『目標』ではなく、社会や自然、そしてその集団の特性に見合った『目的』に一致しようと目指すことが本来の姿ではないのか?

 話を阪神タイガースに戻すと、岡田監督の考え方はシンプルであった。
 タイガースの目的は優勝して、その阪神地域を中心とした関西の景気をよくすることだ。そうしているうちにお金は稼げるし、なにより売り手(タイガース)よし、買い手(ファン)よし、世間(関西地域など)よしといった、三方よしの精神を達成して、世の中にお金を循環させられる。
 村上ファンドのような、株価の上昇を狙った投資で売却益を狙い、単純に敗者(高い株を買わされて値下がり株を持たされた連中)の存在によって、金を吸い上げる連中に、電鉄本社株を握られたのは、あまりに不幸な話だ。(といっても、経営に口出ししたり妙な相手に株を売るなどすれば、阪神ファンに命を狙われる可能性がある。その恐さは、関西人の村上氏自身が良く知ってるやろう。買うたんは、ほかの目的か?)


 また、話が脱線した。
 岡田監督の目的は、チームが優勝することである。単純だ。選手個々人の打率や防御率などの「数値」は関係ない。ひとつでも多く勝って優勝することだ。 

 並みの監督なら、高い打率や高打点、好守の野手、あるいは防御率の高い投手など人材を集めたらそれで勝てると思うだろう。あえて、人材集めを中心にやった手法が監督時代の星野さんである。

 が、岡田さんの場合は、ほぼ現有勢力と二軍監督時代を通じて自ら育てた若手選手で戦う手法をとった。個々の特性同士をうまく合わせて、全体としてチームが勝ちやすい状態を作ればいいわけだ。
 選手それぞれが出すべき能力の範囲と目的を考えながら力を合わせれば、たとえ選手が何人か欠けようとも、チーム全体の力が落ちる可能性は少ないうえに疲労も減る。そして、出すべき能力の範囲と目的は選手個人がしっかり自覚して責任を持てば、誇りにもなる。

 25歳で高卒から7年目になる藤川球児投手に、7、8回のリードを守るいわゆる中継ぎ、セットアップを任せたのは、目的意識と責任の自覚をうまく促した好例だろう。

 妻と二人の子を抱えながら体を壊し、上昇傾向にあったチームのなかでそれといった大きな働きをしていない。もう野球でメシを食えないと追い詰められた彼は、投球術を変え、安定して150km/h前後のボールを投げられる力をつけ、コントロールを向上させた。

 これまでの常識なら、チームでもっとも能力の高い投手は先発に回す。
 岡田タイガースの方針は、少しでも奪ったリードを守りとおす、徹底した先行逃げ切り野球を考えていた。20年前の吉田監督当時も、先発が良いのも野手が打てるのも「たまたま」だと割り切って、リードした試合は、もっとも良い球を投げられる投手(中西清起現投手コーチ、山本和行氏など)に救援させたことで、多くの勝ちを拾った。
 野球は相手でも1点でも多くとれば勝ちである。ホームランで博打的に大量点が奪える可能性のある打線を組むよりは、常に先に点を取りやすい状況を作り、うまくいけば、一番いい投手を出して逃げきったほうが、勝つ確率は高いのだ。10-0を目指すのではなく、常に4-3や6-5でも勝てる野球。
 第一、勝った率の高いほうが優勝で、得失点差は問われないのだから。

 それで、速度と制球力のある藤川に7-8回の勝ち逃げ担当・セットアップを任せ、目的意識と責任感・そして誇りを与えた。あと二人のJFK、ジェフ・ウィリアムズ(J)・久保田智之(K)両投手も同じように、目的意識と責任感を持たされた。

 先発投手についても、下柳剛投手に大きな効果が出ているようだ。37歳にして14勝3敗。現在・最多勝タイの位置にいる。だが、投球回(イニング)数は122回1/3と今季の規定回数達成はほぼ不可能で、そのうえ1試合あたりの登板イニング数は5.3。勝ち投手の権利を得る5回をわずかに越える程度だ。
 おそらくは、「シモ、おまえに9回完投は望まんし、させへん。せやけど、最低5回、長くて7回まではリードを守れ。これがおまえの責任範囲や、あとはJFKとかがリードを守りよる。」とでも言いふくめたのだろう。本人の能力で達し得る目標(ここはこの言葉を使おう)を示し、それ以外は指揮官である俺(やほかの選手)の責任だと。
 以上のような考えでいけば、下柳の目的は達成可能な範囲で明確化する。つまり6回での降板を計算して体力を配分できる。そうやって「勝てたらいいな」と、時にはのらりくろりと敵の攻撃をかわした。なによりチームメイトの動きを常に感謝する姿勢を忘れない。

 己が出せる力の範囲や持ち場に応じた万全を尽くし、周囲の支援を待つ。そして、心より感謝する。美しい形だ。
 

 先に点を取る役目を請け負う野手陣の中では、1番バッターにいるレイザーラモンHGこと赤星憲弘外野手の存在が目立つ。10/1現在・今季717得点中、1回に111点が集中したのは、赤星の働きによるところが大きい。先行逃げ切り野球の神様のような存在だ。
 赤星の目的は「過程は何でもええから、1回でも多くホームベースを踏んで得点すること」である。
 そのためには、内野安打、エラー、バンド安打なんでもいいから1塁に進み、足を使って盗塁を決め、ホームベースに近づいて、後のバッターの後押し(ヒットその他)を待つ。
 ただし、彼の盗塁数とか安打数といった数値は必ずしも勝ちに直結しない。その後の塁間でアウトになってしまえば得点にはならないからだ。極論だが、得点数が切り込み隊長・赤星における本当のステータスだ。

 岡田監督の赤星に対する発想を象徴する、こんなエピソードがある。

 6月29日の対広島戦。1回表にトップバッターとして2塁打を放った赤星は、試合開始早々に1本のシングルヒット・1塁打でホームに帰れる状況を築き上げた。いきなり得点チャンスを作るという最高の働きである。
 だが、この後に個人の目標を目指す欲が出る。
 続く2番・鳥谷への初球で、いきなり三塁への盗塁(三盗)を狙う。すぐさま、キャッチャー・石原は三塁手・新井にボールを投げ、結果はアウト。二塁打の功績はさっさと消えてしまい、なにより、チーム全体の気分が沈む。「勝手に出て、勝手に死によったわ・・・」いわゆる、試合の流れが悪くなるという状況だ。
 確かに、無死三塁にできれば、鳥谷の犠牲フライのみで1点が入る楽な状況にはなる。しかし、三盗は二盗よりも成功確率が低い。当然だが、キャッチャーからは二塁より三塁が近いのだ。なにより、赤星の足で二塁に居れば、鳥谷がヒットを外野に飛ばせばホームに生還して得点できるうえに、外野フライや内野ゴロでも、塁をひとつ進めて1死三塁で3番シーツ、4番金本の打撃を待てる。三盗を試みる必然性は低い。

 この赤星の暴走に対して、岡田監督は当然のように激怒した。
 「ギャンブルするところと違う!」

 赤星の盗塁(成功)数が多いほうが勝ちは多くなる。だが、盗塁企画数と勝ち数は比例しない。失敗すれば得点可能ランナーを減らしてアウトを増やす、確実に負けに近づくのだ。盗塁を控えてチームの同僚たちに頼る選択は極めて堅実といえる。自分の能力と課せられた責任の範囲を冷静に受け止めてから、三盗を狙うべきだった。
 
参考記事:
 岡田監督、前半の拙攻に「ぶさいくなゲーム」…スポーツニッポン・6/30版
 サンケイスポーツ・6/30版

 個人の目標達成より本来の目的を優先する、岡田監督ならではの叱咤だろう。

(もちろん、優勝という大目的が達成されれば、個人の数値目標達成についても配慮をみせる。今夜、6回途中で5失点した安藤投手にその回を投げきらせたのは、投げきれば年間の規定投球回数・146回にちょうど達し、かつ11勝5敗で勝率.688となる安藤は最高勝率投手の栄誉が手に入るからだ)


 強いチームの選手がよく言う言葉として、
 「自分が活躍しても、チームが勝たねば意味がない」というのをお聞きになった方は多いだろう。まさしくその通りで、個人の目標を優先してチームの勝ちを損なうのであれば、何ら意味がない。
 個々の特性を生かして力を合わせればよい。攻め役は攻め役、守り役は守り役だ。
 特性を無視して全ての社員に個々の数値目標を設定して攻めに走らせる、「成果主義」のなんと愚かなことか・・・味方同士での足の引っ張り合いを暗に奨励してどうする?「成果主義」を掲げる企業団体の全てがそうなっているわけではないだろうが。

 まず、身の丈に応じた目的一致を。岡田さんはそんな単純なことを当たり前にやれる賢さをお持ちだ。ホークスの王監督やロッテのバレンタイン監督、中日の落合監督など、ほかの強いチームの指揮官も、この単純な発想を粛々と実行する点で共通する。

 わが親会社の○○会長も、ぜひ岡田監督の○○のカスでも煎じて飲んでもらいたいものだ。もう効き目もないだろうけど・・・

 ふう・・・現実に戻ってしもうた。
 次は日本シリーズ制覇や(笑)

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