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情報セキュリティ占い!?

 と妙なうたい文句で始めてみた。
 顧客とか取引先などの一覧を作って保管しておけと言われた時、その人が何を重視するかで、タイプが分けられるという考え方だ。

 情報を守る発想、いわゆる「情報セキュリティ」は3つの要素があるという。

  機密性(Confidentiality)=情報を外部に漏らさないように保つ
  完全性(Integrity)=情報の内容を損なわずに保つ
  可用性(Availability)=情報を参照・変更するなど、使える状況を保つ

 5年前の記事ではあるが、窓の杜の「はじめよう!自分にできるセキュリティ対策」という記事がわかりやすい。

 この三つの要素をバランスよく重視できる状況はきわめて少なく、どうしても一方に傾くのが普通だ。
 情報保護に限らず男女関係で言えば、不倫や浮気関係には周囲にばれない「機密性」が重視される(社内恋愛もその傾向が?)。一方若い男女であれば、今日のデートはうまくいったかとか服装の良し悪しとか、「完全性」を考えやすい。長年の夫婦なら過ごしやすさなど、「可用性」を優先するだろう。
 
 三大要素のどれを重視するかは、迫りくる状況だけでなく、個人の性格にも依存するところが大きい。そこをうまく分析すれば、これは占いか何かにして、人生相談でも加えてやればいい商売になるんと違うかと、妄想してみた。

 では、三つのタイプごとに相談例を示してみよう。

例1. 機密性を考えすぎ、自分の話をしない方

   26歳独身・女性、公務員(管理系)

 あなたは、いつも周りを心配する優しさがあるんじゃないでしょうか。会社の私語にはつきあわない、コンパにいっても自分のことは話さないなど、一見、自分のプライバシーを守っているようにみえていても、ほんとうは知られてしまうことによる影響を気にしているのではないでしょうか。
 明日から、いきなり開けっ広げになれとは言いません。
 でも、職場でもどこでもいいですから、何でも打ち明けてはいい、あるいは思っていることの7割ぐらいは吐き出してもいいご友人がいるかもしれません。一度、自分の持つ思いを外に出して、鬱屈さを取り除いてから、希望の男性にアタックしてみてはいかがでしょうか。すぐにはわからないでしょうが、少しは気持ちが伝えられるようになっているでしょう。

例2.完全性を追求して、常に周りを叱り飛ばす方
  33歳既婚・男性、メーカー技術系社員

 物事のひとつひとつが気になってしまう。そんなあなたは非常に責任感の強い人でしょう。部下からは疎まれているとのご心配ですが、その反面ではとても信頼されているように思います。
 ただ、ずっとミスを指摘し続けていては、周りの人々も疲れてくるかもしれません。たまには仕事や責任を投げ飛ばす気分になってみてください。
 えっ?そんな気にはなれない。
 だったら、ウソでもいいから、心の中でこう唱えてみましょう。
 「私は関係ない」「私のせいではない」「私が知らなくてもよいことだ」
 ほら、あなた自身が関われる事ってそんな多くなくてもいいんですよ。それでも部下の方の信頼はくずれるどころか、むしろ安心感が加わってさらに人間関係がよくなるでしょうね。あと、奥様の表情も和らぎますよ。

例3.可用性重視で、次々と対策を打って先走ってしまう方
  45歳・男性、住宅会社営業職

 人を困らせたくない。そんな思いが強いあなたは、少し堂々と構えてみてはいかがでしょうか。
 たとえ、お客様の注文とはいえ、すべての要求・設計変更を受け入れてしまえば、今度は現場監督さんや大工さんが困るんでしょうね。あなたも言っているんだから間違いないはずです。結局はすべての人を困らせないようにすることはできないんです。
 だったら、みなさんに少しずつ困ってもらえばいい。お客様も現場の職人さんも、もちろん、あなたも。あなたが「困る」ことで、周囲の方々も自分が「困る」ことに納得してもらえるんじゃないでしょうか。


 バランスよくやれる人なんて誰もいない。
 だったら、自分がどのタイプかを意識しておくのが無難だ。

 何らかの判断を下すときは、自分が弱い特性に配慮してて再考すると、良い方向性がんじゃないかと。自分だけで判断しなくても、周囲と相談してみるとか。
 
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 まあ、「情報セキュリティ」なんて言葉が飛び出すのも、高度管理社会に近づいているからだろう。

 まず、人の行動範囲や権利、責任、義務、そのすべてにおいて善悪の境目をつける。境目がついたら、法律とか規定、欧米人のいう「ルール」として明文化して、ルールを破るものに制裁を与える状況をととのえれば「管理社会」は成立する。地球上に存在する国家(そして宗教も)は例外なく「管理社会」をめざしている。
 
 より少ない人数で、多くの人間の生活や行動を制約する体制を築けば、管理社会はさらに成長する。
 つまり、高度管理社会には、人の行動を示した情報の集約が不可欠である。
 (ここまでITが成長してしまえば、集約のスピードは勝手に速まり、「重度管理社会」になるかもしれない。ITの成長が先だったのか、国家や宗教あるいは一部の金持ちによる、大衆管理の強化への要求が先だったのかは、わかりにくいところではあるが)

 となれば、「情報セキュリティ」が全世界的に騒がれるのは当然であり、これは官公庁だけではなく、民間も同じことだとキャンペーンしたくなるのは自然の流れだ。
 
 政府は、正確な税収のために国民の情報を集約し、多くの企業は利益の拡大をめざして、顧客や技術の情報をあつっめては守る。金融あたりになると、情報そのもので利益を稼ぐことがあるぐらいだ。

 そこで、歴史的に有名な事例をひとつ。
 1815年、ナポレオン率いる仏軍に英軍が大敗したとの噂をうけ、銀行家であるネイサン・ロスチャイルドは持っていた英国債券を売りはたいた。それを見たほかの国債保有者も次々と売りに転じ、敗戦国?の債券価格は大暴落した。
 が、ネイサン・ロスチャイルドは、用意していた快速船などの通報により英軍勝利との確証を得ていた。底値をついた時点で、彼は格安値で戦勝国の債券を買い占めた。結果、彼は大富豪となっただけでなく、大英帝国にとって最大の債権者となり、政治的にも強い立場を得たのである。

 情報は商売になる。人の命を左右することもある。
 バランスよく情報は扱わねばならない。

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東京の関西人。

 久しぶりに、大学学部が同じで出身地も近いという女性に会った。
 高校の同窓会ならともかくも、大東京での話である。自己紹介で「~京都出身ですぅ」と言ったもんだから、懐かしさを込めて声をかけてみたら、ベタベタの地元言葉が繰り返される。
 
 あれぇ、なんかおかしい。こないに違和感あったっけ・・?

 東京に出てまる8年。
 俺の耳は、「大阪寄りの京都弁」からは随分と離れていた。
 地元に帰って聞くならまだしも、東京都港区で聞く彼女の京都盆地言葉は、残念ながら大阪の街中でやりあう、おばちゃんのような印象を受けてしまった。確かに、彼女の地元は俺よりも大阪に近いのだが、そこまで差はなかったはず。すでに関東弁?東京言葉に耳慣れている自分に悔しさを感じた。

 4月は人事異動の季節だ。

 えらく尊大だった一人の先輩が、随分と大人しくなった。彼が頼りにしていた役員が担当を外れたのが原因だ。(ほかにも、遅刻の多さを人事に注意されたりとか。これは自業自得か。)
 代りにきた役員は、相当の曲者?との評判が立ち、我が部だけではなく、同じ管轄に入る隣の部も戦慄状態に陥った。
 だが、一度話を聞いてみると、随分と筋が通った考え方をお持ちらしい。何より懐かしみを感じたのは、彼もその一人だったからだ。

 「課金間違いなんて、お客さんにしたら最悪やないか。担当部署に申し伝えてると言うたかって、根本的に解決せんと…」

 明らかに、東京の関西人。
 俺の今年度は何とかなりそうである。


 …とはいえ、関西人のほうが良い悪いといった絶対性はないんですけどね。
  強いて言えば、感情と理性の使い分けができる人が多い印象はあります。

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