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安倍さんは正直?

 政治家という職業は「負の情動」をいかに隠すかが秘訣らしい。
 たとえ悪事を働いていても(それが全体最適を目指すための部分いじめであっても)、そうとは見せず、できるだけ前向きな言動で多くの有権者を納得させる。(ただし、完全に納得させることはもちろん無理)

 よく、政治家が批判されるが、俺はその点では尊敬している。
 事実、親しい間柄では「俺は偽善者だ」とのたまう代議士がいたりするし、ある意味の開き直りが必要な職業だと思う。

 俺などは、ほんとに正直に近い部類だから、やってられない。
 そら、本当のことを言わずにやり過ごすことはあっても、
 政治家たちのように「風呂上りの笑顔」をコンスタントに振り撒く芸当がない。

 自分がそのようなヤツであることを思うと、
 常に前向きで明るい人のほうが、むしろ怖くなる。

 かの安倍首相が
 『~思います』との語尾を連発したそうだが、
 それはそれで、正直な性格の表れかもしれない。

 どう考えても俺は安倍内閣支持ではないが、ちょっと褒めておく。 

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「何で黙ってるの?」「黙って話し聞いてよ。。」

 もう、何でも良くなった。
 先に言っておくと、俺が受ける世上の評価は「話し好き」「能弁家」である。
 決して静かな人間ではないとされている。

 だが、多人数の参加者がいる結婚パーティなど、
 俺が話す話さないが問題にされない空間では、静寂を好むことが少なくない。

 「何で黙ってるの?」
 「どうして、こっちの輪に入らないんだ」

 などと言われてしまう。
 こっちにしてみれば、そのパーティで祝われる友人への義理を果たすことが第一目的であり、自分が目立つことはどうでもよいのだ。ほかの参加者と話すか否かはあくまで気分の問題だ。相手が乗ってこない限り、無理に話し込むことはしない。

 「いつも、うるさいわけではない。期待値をそないに高う持たんで」
 笑いながら俺は、さらにうるさいとされるその友人に答えた。
 そういえば、この返答をしたのは、今月に入っての話である。


 それから一週間、今度は合コンめいた飲み会に出ることになった。
 うつむき加減の不調だった俺だが、開催中止の危機を乗り越えて、頑張って出てみることにした。10年来の友人の日程に合わせるべく、仕事を調整して開けた時間帯だったから当然である。
 『今度は4、5人の参加やなあ、なるべくしゃべらんとあかん・・・』

 会は無事終わったのだが、その後の評価が結婚パーティの時と逆になっている。
 「沈黙も会話のうちですよ、もう少し人の話を聞くようになれば、もっといいのですけどね・・・」

 うーん。結婚パーティの反省から、別の参加者の弁に負けないようにと話していたら、沈黙をも好む参加者に厭われる始末である。(不調なのもあって、話の受け答えタイミング自体も悪かったが。)
 

 沈黙か能弁の選択。
 その判断基準は、参加している人数や環境以上に
 対面する相手を観ることがより重要だということだ。

 結婚パーティの例なら、能弁な相手のしゃべりに任せるだけでなく、釣り合いを取るための能弁があっても良い。 逆に後者の例なら、沈黙の間があればそれで良しとして、相手の発話に合わせていくのもありだろう。
 まだまだ学ぶことがある。

#サシやったら、相手に勝手に引きつられるんやけどなあ・・・
#特に4~6人の会は留意が必要だ。

 まあ、気を使いすぎる会なら、
 義理がない限り行かないほうが良いという判断もある。
 私的な集まりで、不快が快を上回るのなら、素直に止めるのも得策だ。


 というわけで、
 ただでさえ万事にやる気が出なかったのに、ちと凹んでいる状況です。

 まあ、俺に指摘した両者の勝手な感想だと言ってしまえば、それまでではあるが(爆)。

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みやげ屋との戦い。九州編

 北九州市小倉、9月7日15時に少し前。
 東京に戻る時間が近づいていた。

 北九州空港にはANA便がない。黒い機体で話題のスターフライヤーは会社が法人契約をしてないうえ、JALのサービスの悪さは3年前に松山便への搭乗を拒否されて以来身にしみている。(そら、JAL個人大株主の糸山英太郎も激怒するわけや)

 なので、新幹線で博多駅を経由して、福岡空港に向かう予定にしていた。
 搭乗便は「ANA260」。福岡発16時30分・・・

 「もうギリギリだぞ、やばいぞ。」

 とは、別用で出張して来ている先輩の声で、同じく福岡空港ANA利用者だ。
 「10分台に新幹線があるよ」とアドバイスされる。

 「出発まで90分ありますから、大丈夫です」

 と、みやげの一つでも買えるだろうと、たかをくくってビルを出た。
 ちらりと商店街(魚町銀天街って言うのかな?)に寄ってみる。

 が、携帯の乗り換え案内で調べると、意外と余裕がない。
 空港にはいくらあの航空券の要らない「skipサービス」を利用するとはいえ、30分前には着きたいところだ。

 急がなアカン。
 次の小倉発博多行きの新幹線は、

  15:13 のぞみ
  15:18 こだま(地下鉄経由で15時55分に福岡空港駅到着可)
  15:28 ひかり(JALだったら搭乗拒否、ANAに辛うじて希望の光が。)
  15:40 のぞみ(ANAでも搭乗できる望みなし。)

 げ、もう15時08分。
 焦るしかなかった。

 幸い13分発の「のぞみ」に乗車。
 先ほどの先輩に忠告お礼のメールを入れて、
 博多駅でのみやげ物漁りに注力せんと決める。


 さすがは九州最大の駅で、みやげ物店が多い。
 2年前の出張を思い出して、商店スペースを駆け巡る。
 ANA260の出発予定時刻まで、あと55分。
 
 「この明太子ば、味が良かとよ」
 なんて、博多弁で売りつけてくるおばちゃんはいない。
 俺のような島外人?にわかるように、なるべく「標準語」に近い売り込みがくる。

 「お兄さん、これいかが?」
 「北九州・・・小倉産のものってあります?」
 東京訛り?になりかけるところを、故郷の京都宇治訛りに修正した。

 「北九ねえ、かば田さんがそうねえ。」
 「あれって、北九州でも八幡ですよね。小倉にこだわってるんです。」
 と俺。こだわってみせる。

 小倉と八幡。
 北九州市は、小倉市や八幡市など5つの市の合併で誕生した。今でこそ市は同じだが、旧国名だと豊前と筑前に別れる。
 関門海峡に近い小笠原家の城下町・小倉と黒田家福岡藩領の一部である八幡では伝統や文化が異なるうえ、TOTOやゼンリンの本社がある小倉と製鉄所の火が弱まった八幡では最近の事情でも違いは大きい。
 と、俺は思い込んでいる。(現地人の話も総合して)

 小倉産・・・
 あまり、いい反応がなく、別のものを売られそうになる。

 ある店では、通信販売の連絡先を書いた名刺をくれた。
 小倉名産「ぬか味噌炊き」も送れますよ、と。
 商魂たくましい。

 言うてるうちに、また時間が危のうなってきた。

 また、空港で買い物か。 
 いつものパターンや・・・。
 

 福岡空港には15時50分ぐらいに到着。
 搭乗安全圏である出発予定15分前までは、25分はある。(JALは実質20分前)

 福岡空港は名店街の位置が北?に寄りすぎてやや不便。
 たしかに出発ロビーと同じフロアにあるのだが、そういう印象をうけてしまう。

 また,売り込み合戦が始まった。
 こんどは
 「これは国内産たらこ使ってるよ、お兄さんどう」
 という触れ込みまで来た。
 
 そもそも明太子は福岡近辺で加工していることだけが地域性であって、原料のたらこは国内でも北海道とかに頼るしかない。元々からして原料輸入品だ。
 だから、国内産たらこであるかどうかは、俺にとってどうでも良い。

 「小倉産ってありますかねえ」

 すると、「国内産」でやかましかったおばちゃんが、
 「○○○○ならそうよ」と"かば田"とは違うブランドを示唆した。

 …聞き取れない。

 「○○○○ですよ、福岡と北九のほうでは味付けが違いますからね」
 と、隣のおばちゃんが、教えてくれてわかったのだが、

 …今は覚えていない。

 どっちにしろ、その小倉ブランドの明太子がなかったので、
 別の品々を取り揃えることにした。


 気が付けば、16時10分。
 良え具合や。

 森光子や伊東美咲ばりに、保安検査場でカードをかざし、
 帰路につくことになった・・・・


 で、小倉産の明太子ブランドって何やったっけ・・・


 まあ、
 晩・朝とイワシのぬか味噌炊きを食べられたから、良しとするか。

 適度に脂が乗って、青臭さがない。
 これが実に美味いのである。

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