怒る理由が違うわい。
自転車は軽車両である。
『自転車通行可』とある歩道があることはご存知の方も多いはずだ。そう、自転車は車道を走る乗り物である。Bicycle-File「自転車Q&A・道路交通法関連」
週に何回かは自転車で通勤している俺だが、その帰り道であからさまにクラクションを鳴らされたのは、今晩20時前のことだった。
しかも左に幅寄せしてきている。威嚇行為には間違いない。
幅15mはある片道二車線強はある道路で、一部は駐車可能になっている。自転車専用走行帯もないから、
うるさく言われる筋合いはないと思った俺は、信号待ちでとまったその車と駐車中の車の間を減速して通り抜けてやった。
すると、助手席の窓がしっかり開いてきた。
「歩道を走れ、バカ」と、○○そうな怒鳴り声がする。
反論しようと思ったが、気がつくと10メートルほど進んでいたので、あきらめた。
で、怒鳴り主が出しているウィンカー表示は『左折』。
直進する俺とは、この交差点でお別れになるらしい。
この交差点を越えれば車道の幅自体が狭くなる。青信号で直進して、歩行者を確かめつつ歩道に入った。いつもそうしているから、そうしたのだ。
が、走りながら、クラクションの直前を思い出してみた。
…あ、
もしかしたら、俺の方が悪いかもしれない。
悪いとされる出来事は、同じ片道二車線強かつ自転車走行帯がないという条件下で起きている。もちろん車道の左側端を走っていた。
付け加えておくと、俺の自転車は古き良き?ロードレーサー(ロードバイク)タイプだ。街中だと最高で時速50km、平均でも20kmぐらいは出るから、走っている自転車の95%以上は追い抜く対象になってしまう。
そこへ、○○そうな親父さんがママチャリでやってきた。
しかも右側から車道を斜行横断してくるから、俺の視野からすれば右前方を横切られるようにみえる。
う、うざい。
そのうえ、スピードが○○そうな奥様並に遅い。
このままではすぐ追いついてしまう。
スピードを緩めることも考えたが、追い抜くことにした。
が、○○そうな親父さんは、左端への寄り方が中途半端なうえに、しばらく駐車列が続いたため、俺は車と○○そうな親父さんのママチャリのさらに右側から追い抜いた。
結果、俺の自転車は車線を大きく妨害したことになる。
車と○○そうな親父さんと俺とで、合計1.7車線は使ったから、残り0.6車線ぐらいだ。
後ろにいる車にすれば、『歩道を走れジジイ…いや、そこの抜いた奴!!』の思いだろう。
あ・・・そういうことかと。
この妨害された車の運転手が、あのクラクションをならした○○そうな怒鳴り声の持ち主であったならば、確かに俺は、申し訳ないことをした。この場を借りてお詫びしたい。
路面も雨で濡れていた。急ブレーキにせよハンドルを切る判断にせよ、一定以上の恐怖を与えたことは想像に難くない。
ただ、『歩道を走れ』は見当違いなご指摘である。
『無理な追い抜きをするな!』と怒鳴っていただきたかった。
そうしていただければ、俺は停車してあやまったかもしれない。
たぶん。
明日はまた小倉出張である。
今度こそ、豊前小倉の土産を入手したい。
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