「夢」について
おれは明確な「夢」をもっていない。
どうしても、それぞれの幸せがあると思ってしまうからだ。
せっかく昇進しながら、心身に不調を来たして半年ほど休職した同僚がいた。彼はいう。
『降級させてくれ、疲れるよ。』
復帰後は別の部署に移り、後輩たちよりも業務を知らない状態が続く毎日。そのうえ、「あの人はまた休むかもしれない」とささやかれる雰囲気も身にしみる。彼にとってはなんとも辛い話だ。
彼は言う。
『(この業界は)上に行きたい人と、俺のような職人肌の二つに分かれるが、後者にとっては昇級なんて面倒くさい話だよ』
上に行くのも、今の職務をきっちり続けるのも、どちらも良い生き方ではないかと思う。
俺の頭の中はどっちつかずで、
職人肌ではない『総合家』としての能力を生かしたい気持ちと、
立身出世レースとか、起業とか事業拡大なぞに気をとられず、気楽に生きて生きたい心境との両方の間でゆれ続けている。
であれば、以前にも書いた表現だが、居心地の良い生き方ができればいい。
いや、世の中の大多数が居心地よく生きていければ良いのではないか・・・
あ、これが俺の『夢』か。
居心地って何やろう。
居心地って何やろう・・・
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