お笑い県民性分析3(北海道・岡山・熊本)
と、いうわけで、評価基準とかは前回以前の記事をお読みください。
要約だけ再掲しておきます。
落ちの手法:妄想(自尊・独自価値観)←自在→自虐(自ら落ち)=x軸
話の進め方:アナログ(感覚)←→デジタル(パターン化、形式化)=y軸
それぞれ最大「5」で表示。
では、本題へ。
北海道の傾向【妄想4、デジタル1】
どういうわけか、京都府に似ている。「独立自尊」と言う点のほか、「反東京」の臭いがあって選挙でも常に野党が強い。(小泉チルドレンで有名の前回総選挙で自民以外が過半の小選挙区で勝利したのは、小沢一郎の岩手県のほか、京都府と北海道)
古都と開拓地と立場はちがえど、個性重視は同じ。それぞれが世界を作り出す。
京都との違いは、特定のボケ(落ち)に対して突っ込む人物が限定される点か。その点では形式化(デジタル)の傾向がみられる。モリマンが全国番組に出るときは山崎邦正が、大泉洋には鈴井貴之やNACKS5のほかにウエンツ瑛士やスポーツ系芸人というように、全方位とはいえない面もうかがえる。
ポール牧(指パッチン)、大泉洋(ここでは芸人扱い)、モリマン、タカアンドトシ
岡山県の傾向【自在0、アナログ1】
隣の兵庫県と似た傾向を示すが、質は高い。
人生経験をすべて笑いに生かす賢さをもっており、近場の京阪神圏や広島だけでなく、東京でも通用するトークの豊富さを持つ。元々から交通網の集散が激しかったせいか、空気に合わせることも可能。おそらくは、最強の芸人いやコミュニケーション能力を持つ地域かもしれない。
笑いのとり方としては、兵庫県にくらべれば妄想系が強まる。徹底して独自のボケを続けて相方(や周囲)に突っ込ませるパターンを持つ。(次長課長、千鳥)ただし、そのネタは「汚れ」にも通ずることも多く、先述の通り自らの人生経験を持って落ちをつけるケースがある。(水道橋博士、ハチミツ二郎、千鳥の大悟)
水道橋博士、ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、浅越ゴエ(ザ・プラン9)、次長課長、千鳥
熊本県の傾向【妄想1、デジタル3】
明治維新でも百家争鳴となった地域で、個性的かつ議論好きの県民性があるらしい。(ホンマか?)
練りこまれたネタをしっかりやったり、ある種の完成されたパターンを好む(ばってん荒川の婆さん芸、内村光良のコントや企画、くりぃむしちゅーの知識ネタ)
…資料が足らん。第4回に回そう。
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