どうせ無党派層が…(参院選を前に…)
相変わらず、私はだれている。
この「私」は「俺」のほうが良いとの指摘もあるやろうけど、このままにしておく。「私」のほうが妙にインテリ臭くてアホらしくなるから、これで良い。
今回は「どうせ」な話がしたい。
いちおう情報社会学専攻だった学生のころ、こんな講義があった。
アメリカの選挙結果のほとんどは、全投票者のうち、1割の判断で決まってしまうとの話である。
共和、民主両党の固定支持者は、どんなに世情が変わろうと、それぞれの支持政党側に投票する。すなわち、残りのいわゆる無党派層の投票行動で当落が決まると考えて良く、メディアの報道内容との関連性を分析したという。
当然、共和党のキャンペーンが強い時期は共和党が勝つ。その逆もしかり。
もう、この要約を書いてる時点で、自分で納得してしまった。
固定支持者は、「メディアに左右されない人々」とも言い換えられるから、次のようなタイプに分けられるだろう。
個人人脈系
地縁系
業界団体系(労組含む)
思想系
宗教系
…言うまでもないか。
では、メディアに左右される可能性がある無党派層(浮動票)はどうだろうか。
1.無関心系
2.お祭り系
3.雰囲気型
4.理解苦慮型
5.自己利害型
6.熟慮型
6.になればなるほど、考える度合いが深まっていく。
1.や2.は考える力がないというわけではなく、あくまで態度の問題だ。
メディアがその影響を与えるとすれば、上記一覧のうち、2.~5.ということになる。
1.はどちらにしたって投票にいかない、ある意味固定不支持層であるから、各政党や候補者が必死になって訴えかけるのは、2.~4.の層だろう。
特に4.は『自分には政治などわからない』とコンプレックスを持ってしまっている可能性が高い。
わかった顔をしている連中(一部の評論家や活動家など、いわゆる「政治ゴロツキ」)よりは、はるかに謙虚で肯定できる姿勢だし、私はそれでいいと思う。こういうことをほざいている私にもわからないことの方がずっと多い。
だが、いったん『わからない』劣等感を持ってしまった本人にしてみれば、「私なんかが投票しても仕方がない」と、1.の無関心に流れる危険性もある。
そこで、専門知識を不要とする短切で「わかりやすい」言葉を投げかければ、『あ、私にでもわかる内容だ』と、4.の方々は安心して、支持を打ち出せるようになる。
さらに、敵味方の論理を引っ張り出すとさらにわかりやすい。
本当の政治は簡単に善悪で割り切れるものではないだろうが、『何やかんやいうても、私が国民の皆様の味方です』と思わせてしまえば勝ちだ。その雰囲気が面白いものであれば、別の意見を流していたメディアもある程度は合わせざるを得ず、電波メディアを皮切りに反対意見の露出が弱まっていく。(礼賛だけでなく憎悪や嫌疑をも加速させてしまうマスコミの問題点は、いまさらなのでここでは触れない。)
こうして流れができれば、まず3.の雰囲気型がなびくだろう。
さらに話題性が上がれば2.のお祭り系がさらに盛り上げていき、気がつけば、電波上はおろか新聞・雑誌上からも反対意見が消えている。
もっとも、ブログなどネットの個人記事上からは消せないが。(←ここ、ポイントやで!)
#ネットの情報。仮にその記事または筆者が消された(サーバが飛ばされたり、金銭その他の圧力がかかったり、冤罪をかけられて収監されたり、命が飛ばされたり…)としても、それは記事を不都合とする勢力の側に反論する材料がない証拠といえる。歴史好きの人は、過去事例を調べてみてほしい。方法は違うけど、結構な数で消されている。(江戸幕府にとっての勤王派、ブルボン王朝にとってのフランス市民派とか。最近の日本でも大新聞の記者が何人か死んでるから…えっ!?)
わかりやすい言葉と敵味方構造の強調。
2004年米大統領選挙のブッシュ陣営(と、国内外に存在する裏方)や、前回の衆議院選における小泉政権(と、国内外に存在する裏方)がうまくやった手法である。
辛勝と大勝の差こそあれ、無党派層をとりこむ発想は同じだ。
まあ、つまり、二大政党制は、やりようによっては第三者の努力で政権交代ができてしまうということだろうか。
…また、だれて来た。
今回の参議院選挙も、その差で勝負が決まるように思えるので、「どうせ投票しても」の気分が強い。
かといいつつ、投票しよう。
曲がりなりにも6.の熟慮型になって、考えてみたい。
私のだけでなく「どうせ」の数が減れば減るほど、
興味深い選挙結果が待っているだろうから。
民主主義は最善の策ではないだろうが、効果的に最悪を防げるはずだ。
参考リンク:
参院選結果予想 - 民主55、自民41、自公大きく過半数割れ
(世に倦む日日・ブログ・2007/06/11)
女たちのアメリカ大統領選挙。
(Espresso Diary@信州松本・ブログ・2004/11/04)
アメリカ大統領選の草の根
(言語学研究室日誌・ブログ・2004/11/04)
米研究者グループ、フロリダ州投票結果の異常を示唆する統計分析を発表
(CNET Japan・2004/11/19)
米中間選挙:資金の8割、批判広告に「嫌い」でも効果あり/巨大メディア「支援」
(毎日新聞・2006/12/04)
サルコジの狡知
(ル・モンド・ディプロマティーク=仏新聞社系月刊誌・日本語訳・2007/06)
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自民・公明・民主・共産・社民
みんな同じ血税泥棒
特に、参議院議員は何の権限も無い、単なる血税泥棒
勿論、衆議院議員も血税泥棒だが、法律を作る
だから、参議院で自民・公明が負けても、全く何も変わら無いのだ
本質... [続きを読む]
受信: 2007/07/31 00:21


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