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賢い奴ほど何もしない時代(=身近な環境対策?)

 あーあ、福田さんが予定通り?勝ってしもうた。
 これで、本気で民主党を応援するか。
 当然、阪神の大型連敗なぞよりも、よっぽど重大で残念や。

 35都道府県連で行われた党員投票の総数で上回っている、つまり議員ではない自民党支持者からの期待で勝っていた、麻生さんが自民党総裁選に敗れた時点で、

 「いわゆる戦後レジームが続くってやつやな」
 という軽い脱力感が湧いた。

 戦後レジームというのを簡単に説明すると、「戦争に負けました、参りました。ですので、外交軍事の判断はアメリカ様にお任せします。私ども日本はお許しのいただける範囲で儲けさせていただきます。」という体制のこと。
 
 もう、何度もこのブログでも言っている話だが、62年間も修正できないで今日まで続いている。

 環境問題にせよ何にせよわが国が国際的に主張することはできるが、お許しの出ない範囲でやった場合はあとで制裁が待っている。
 程よい所で隠し持っていたスキャンダルをリークして、一部(大部分の場合も)マスコミによる攻撃が始まったりとか(だいたい完全にクリーンな人間など、どこにもいない)、そういう失点のない政治家はうまく病気や死に追い込まれたりとか。
 また陰謀説かよ。と思われそうだけど、いくらでも人が出来ることなんだから、可能性を否定するほうが難しい。大平さんにせよ小渕さんにせよ、あるいは安倍さんにせよ、独自外交をやろうと志した首相はたいてい途中で病むか死んでいる。しかも突然に。

 全ての不幸がただの偶然であったとしても、「もしかしたら」という恐怖は、間違いなく政治家の頭の中をうずまくだろう。

 その点、小泉さんは偉かったのかも。
 UFJは国外に売らずに三菱と組ませ、郵便貯金は「ゆうちょ銀行」と名づけて外資規制の対象(銀行法の適用による)に持ち込みやすくするなど一線は守った。肉を断たせて骨を守る作戦を貫いたといえるかもしれない。
 制裁をうまくかわすのも、政治家の技といえるだろう。
 抵抗ばかりしていても始まらない。やすやす死ぬのは意味がない。

 最近、政治経済ネタを書くのが面倒くさくなっているのは、このレジームの脱却が近くなったようで、やっぱり遠いような気がするからだ。

 安倍さんにせよ麻生さんにせよ、具体的には「北朝鮮」という仮想敵を打ち出すことで、「我々日本も、そろそろ独自に外交判断ができるようにならねば、己の身も守れませんよ」と明に暗に訴えてそのようにしてきたわけだが、当然ながら太平洋の向こうからは睨まれる。
 『これまで通り、黙っとかんかい。』

 個別にみても「北朝鮮との和解」で点を稼ぎたい支持率の悪いブッシュ政権にすれば、安倍政権の敵視姿勢は目の上のたんこぶで、経済と密接な貿易交渉でも、BSE牛肉を管轄する農林水産省の抵抗を中心に、目ざわりだったはずだ。
 たぶん、相次ぐ閣僚のスキャンダルは睨まれた結果かもしれない。

 気がつけば、麻生さん主導で内閣改造が進んで、自分の身内がいなくなり乗っ取られた(と思ってしまった)安倍さんは、おそらく心を病んで退陣を決断した。らしい。

 まあ、福田さんは安倍麻生路線の組閣を続けるから、あんまり変わりはないのだろうけど。(せいぜい、麻生氏自身が中枢から抜ける影響が大きいぐらいか)
 

 とここまで総括したが、前々表題とは関係のない話になった。

 話を戻すと、
 賢い奴ほど「危険な橋は渡らない」のである。

 表に出る人物、つまりトップは賞賛や名誉の対象になるが、批判や恨みを受ける対象にもなる。
 後者が強くなればなるほど、その社会的地位や果てまでは命までもが狙われる。こういった不変の原則がある以上、トップと裏方(よく言えば参謀、悪く言えば黒幕)で役割分担をするのが常套手段だ。
 
 華のある人や、目立つのが得意な人はトップになる。
 賢い人ほど「裏方」にまわる。

 が、もっと賢い人は「裏方」にもならずに、楽な生き方を選んでいるように思うのだ。

 政治家は楽ではない。割(ratio)に合わない。
 ある23区区議の話によると、確かに年間1000万円近い俸給があるが、選挙しかり地元の付き合いしかり所得税しかり、断れない削れない費用がどんどん出て行き、妻子を養う生活費の段階では300万円も残ればいい方だと言う。(おそらく奥さんはまたパートに出るだろう…)国会議員も同様。
 また、選挙民からの監視だけでなく、団体、諸外国(アメリカに限らず)、マスコミなど、さまざまな方面から注視され、攻撃の対象になる。

 政治家とは、ある程度の異常性をも持ち合わせないと、務められない難しい職業だ。それだけでも尊敬できる。
#某議員などは、以前に付き合ってた彼女を騙ったビラやネット書き込みまでされていた。そこまでされなくてもいいのに。まあ、私自身はそれよりも酷い彼の女性関係を知っているのだが・・・・ないしょないしょ。

 考えてみれば、安倍さんも麻生さんも福田さんも小泉さんも、親父さんが政治家でやむを得ず政治家になったという見方もできる。(ただし、麻生さんは親の代からのブランクが20年ほどある)
 庶民上がりの私であれば、平然と「政治家にならない」選択をさせてもらえるのだが、彼らには子どもの頃から「政治家たれ」と教育を受けているのであって、歌舞伎役者の子が歌舞伎役者であるような位置づけで育ってきたのだと思う。

 とすれば、私はやっぱり恵まれているのだろう。

 政治家にならないで済む。
 経営者にならないで済む。
 宗教家にならないで済む。

 自動車修理業を継ぐ可能性はあったかもしれないが、小学生の時に父は自営をやめているのでセーフ。
 継がせるような家業をもたなかった親に感謝。

 (でも、継げる家業がある人をうらやましく感じるのも、一方の本音だ。)

 だいたい、地球上の誰もが「キャリアアップ」「影響範囲の拡大」とか、様々な形で野心を叫びだすと、移動にも生産にもよりエネルギーが消費されるわけだから、環境問題にも繋がる。
 当然、利害の対立は広まるから、紛争や戦争にも繋がる。
 
 やっぱり、ホンマに賢い人ほど何もせんのやと思う。

 日本に古来からある八百万の神を敬う思いは、「自然全てへの感謝」と「多様性の尊重」を大前提とする発想だし、もとユダヤ教徒だったイエス・キリストは「博愛」を説いて、自己利益の追求だけでなく、周囲との融和さらに他者への愛が必要だと訴えた。
 イスラム教だって、人々の生活を律することで徹底して無駄な消費や紛争を避けてきた。(もっとも、その教義の絶対性が紛争を生みやすくしているのは皮肉ではあるが。)

 あ、今度は宗教の話になってるな・・・

 まあ、政治家も経営者も宗教家も、いつだってなれる。

 その機会があれば、みなさん是非よろしくお願いします。

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