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納得させる叱り方2

 逆ギレというよりは、理屈をこねる相手への対策として。

【利で説く】

 ある後輩はオンオフの差が激しい。
 徹夜がある週が連続したと思えば、突然一週間休み出す。徹夜勤務を休暇で差し引くため、労働基準法の問題をクリアできてはいるのだが…

 「おい、年次休暇を20営業日連続でとって、1ヶ月半休むってホンマか?」

 『3週間ですよ、断られました。でも、年次休暇の最大蓄積(40日)の半分以下を使って何が悪いんですか?』

 「ほなら、受け持ちのシステムは、3週間一切君がいなくても問題はないのか?」

 『お電話いただければ対応しますし、できればかけつけます。』

 「ホンマの休みやないやないか。長期休むなら徹底して自分に連絡すらこない状態にしないと。周囲が迷惑だし、裏返せば課長は君を頼りにしてるということや」

 『連絡が来てもいいんです。3週間休んではいけないと、就業規則に書かれてるわけじゃないですよね?』

 …攻め口を変えよう。

 「確かにそうだな。が、1ヶ月以上の休み要求に対する、会社側の拒否を認めた判決もあるようだし、事業の継続性を止めるまでの権利主張は行き過ぎやということや。だったら、休職するなりしろと。」

 『でも、それって3週間じゃないですよね。』

 …面倒なヤツ(笑)

 「確かにな。労働基準監督署を恐れている、人事にでも掛け合えば認めてくれるかもしれない。が、そういう休みを何度も取ろうとする社員は、たとえ働きがよくても会社は評価しないかもよ。正社員なのに、頼りの時にいない奴。だったら、始めから外注なり契約社員にするって(笑)」

 『じゃあ、C評価が続いてもいいです。いつもそのつもりで自己評価を提出シート出してますから、変わりませんよ。』

 …アカン、彼は(部長が出した評価を承認する)役員への不信が強かったんや。

 「俺だって評価をアテにしてないが、誰がC評価で済むと言うた。下げるというより、懲戒とか別の手を使ってくるかもしれない。ちゃんと法的にも筋が通った形で。下手をすれば、転職で逃げるにも悪評がついて回るぞ。C評価を守り続けたいなら、最低限の対策をしろ。」

 …彼の心情に同意しつつ、別の不信感を導いて説得。やっと黙ってくれた。

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納得させる叱り方1

 私は切れやすい。
 逆ギレもある。ごまかし隠すものの、相手にばれていることもあるだろう。

 そういう私だから、人を叱る時は拙いなりに工夫をしている。
 逆ギレ感情を完封できる人はそういない。
 相手を立て、納得を導く叱り方を…

【理で説く】

 以前受け持っていた、新人社員のこと。
 一年目も冬になると、昼休みの終わりが1時5分を過ぎるのが毎日になっていた。
 たまになら大目に見るが、常習は好ましくない。注意することにした。

 「休みの入りが遅くなった分、戻りが遅いならわかるが、何か事情があるのか?」

 …弁明の機会を与える

 『別のフロアで、いつも同期たちと一緒にご飯食べてるんです。それで遅くなって…』

 …それは、知っている。

 「なるほど。でも、本来の昼休みは1時までの1時間と決まっている。お互い仕事を合わせやすいからだ。」

 『はい…』

 …不服そうだが、正午ちょうどに席を立つ彼女を毎日見る私に言い訳はできまい。

 「せやけど、君だけの事情ではないようやね。ちょうど君の同期たちも集まる場があるから、私から言ってやってもいいよ」

 …おだやかな脅し

 『わかりました。私からみんなに言います。』

 次の日から、彼女は1時に戻るようになった。
 もちろん、入りが遅くなった時は遅く戻って良いのは変わりない。
 権利と義務のバランスには、理由がある。

 次回、長期休みをとりたがる後輩への【利で説く】編へ続く。

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