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下ネタ、お笑いネタ、地域ネタ。つかみはOK?

 下ネタ。話題のつかみとしては大いにありだ。
 だが、ずっと続けている輩がいると、どうも不快になる。
 語っている人がプロか、あるいはエピソードとして成り立っているレベルなら別だが、ほかの話題はないのかと。

 たとえば、女性のどこにグッとくるという話題になり、私が「足首」と答えたとする。
 『おお、ここに変態がおったわ』との返事が きて、話のつかみがとれた喜びはあった。

 が、所詮は個々の好き好きの言い合いで終わってしまう。音楽や映像作品などの好き嫌いは長く語れても、下ネタはあくまで触覚と妄想をも取り混ぜた感性の問題だから、文脈が途切れやすい。個々人の身体的特徴にも左右される。それに、尻フェチもおっぱい大王もいるだろうに、少なくとも普通の飲み会では広がらない。尻フェチなら尻フェチで集めないと。
 …だからこそ、カテゴリー別の風俗産業が儲かったり、官能小説家が尊敬されるのだが(笑)。

 というわけで、下ネタが続いているグループがあったら、最初は乗りつつも徐々に話題の流れを変えてみることがある。実際やってみると、色々な話題が出てくるのだから面白い。たとえばイスラム圏の家庭女性の話になっていたりとか。
 なぜ下ネタが続いていたのが、不思議になるぐらいだ。見渡してみると、酔っ払っている人間が多いか打ち解けていないか、どういう理由にせよ、話題探しに困るぐらい初対面のメンバーだったりする。

 やはり、多くの人は「つかみ」に使っているのだなと考えされられた。
 そういえば以前、しかも私が主催した飲み会でもそういったテーブルがあった。キャスティングの時点で無理があった可能性があり、反省材料にしている。


 お笑いネタも、話のつかみにしやすい。
 超学者肌やモーレツ仕事人相手でない限りは有効で、普通は今売れている芸人の話から切り込んでゆく。

 私の同期なども、『お前、(オードリーの)春日に似てるな』とけしかけてきたので、「そうだな、あのキャラは相方の若林がしっかり作りこんでるらしいな」と返した。すると『あいつら、ストレートな漫才がきついらしいから、キャラ漫才に切り替えたんだよ』と、話が続く。
 実はこの同期は春日と同じスポーツをやってる関係もあって詳しいはずで、容貌は顔の輪郭ぐらいしか似てないから、「キャラを作ることがある」私の特徴にも触れたかったのだろう。

 大勢に向かって話すなら、自分がお笑いキャラになることも有効だ。

 ごく最近、会社ではない場所で100人以上にプレゼンすることがあった。それぞれのテーブルに分かれ、グループワークで話し合った結論を発表しろという、ディスカッション大会である。→Crossover21
 議論というか談笑が続いているうちに、「この調子では優秀賞はとれない。だからカオス(混沌)賞をめざすよりないか。」とのファシリテータの一言があった。カオスというなら俺がプレゼンするか…と思う前に「近藤がやれ」と複数名から言われた。そんなに早く言われてもあれなので遠慮しようと思ったが、さらに年上の女性から「立候補しなさい」といわれたので、「ははあ、やります」と手を挙げた。立候補とはいえないが(笑)。

 内容は、手っ取り早く言えば、希望を持たせ失敗を許す状況になれば、若者の目も政治に向くであろうと。
 それを漫談口調で押し通し、3分のうち2分15秒を使い、あとの45秒は別のメンバーが「若者向け政治サイト」の設立呼びかけをする時間に割いた。ちなみに私の口調は、東野幸治を思い出してもらえれば近いだろう。

 互選の結果、同着1位のカオス賞だった。
 もう1グループは、さまざまなキーワードを裁判の勝訴とか何がしかの襲名式で出てきそうな縦2m・横40cmほどの紙に書いて乱発してきたところで、趣旨としてはこちらのほうがカオス(混沌)に適していた。が、それでも同着にこぎつけたのは、私が「カオス賞狙いです」と、あらかじめネタにしたためだろう。
 もっとも、ファシリテータは賞の内容を漏らされたと、厳重注意?を受けたらしいが。

 
 最後のつかみは、地域ネタだ。
 話が込み入りすぎると、その地域の事情を知らない第三者がついていけない弱点はあるが、下ネタと違い他のネタに移行しやすいメリットがある。

 あるフィンランド人が持ち歩いているのは、甘草で作った酒とグミ菓子だ。
 どちらもどす黒い。
 May I try too. 拙い英語で(ヒアリングはほぼダメ)、飲ませてもらうと、
 
 実にまずい、グミも同様だ。

 ヘルシンキの空港ではずらりと並んでいるらしいが、つかみとしては最高だ。
 彼自身は日本語ができないが、190cm 近くある巨漢が、我々日本人がどうしようもないと思ってしまう食べ物を持ち歩いている光景だけで、すでに面白い。やられた。

 つまり、地域ネタとは、いかに自分の出身・在住地域が変わっているかをみせつけて、つかみが成立する。
 
 私の場合は、K都府○○市出身なので、学校の○○から○○が出てくるネタを詳細説明したり、○○に○○が入り込んだときは、当事者自身がとりに行かねばならないローカルルールがあるとか、適当に膨らませて話している。 
 ただ、これが首都圏郊外の住宅地出身の方だと、目立つ地域ネタが少ないので、どうしても聞き側に回りやすい。その時は、私から逆に地域ねたをけしかける。大抵は『何で知っているの』といわれるが。
 地理に強いといえば聞こえはいいが、実のところ、私は地域ネタオタクなのだ。
 
 
 こうして3つを並べてみると、テレビ製作で良く使われる手法と一致してしまった。

 いちいち番組名を挙げるまでもないが、ずいぶんと「下ネタ」が減ってしまったのはさびしい。
 私にとって下ネタは、夜中一人でテレビを見るとか、コソコソるから楽しいのであり、白日の下で高らかに語るものではない。話のつかみで十分だ。女性までもを絡めて話したいのなら、金を払って遊べ。(つまり、金を払う場所に行くという意識から、「コソコソ」が成立する。)

 もし、延々と下ネタを続けている私がいたら、
 「言うてたことと、違うやんか」と突っ込んでほしい。
 それもまた話のつかみになるから。 

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