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政治→経済→文化と変わる歴史サイクル。日本は常に先進地域らしい。

 「2030ビジョン」なる未来の発想検討グループに参加しているのですが、そのMLに自ら投稿した内容を、多少の修正を加えてこちらにも載せます。
 ジャック・アタリ氏の「世界を襲う5つの波」の話題を受けて、書いたものです。

 与太話ですから、暇つぶしに読んでやってください。

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■第三の波 ”超帝国” 2040頃から
 ・一国支配の帝国ではなく、”市場そのものが帝国となる”
 ・すべてが民営化される
 ・エンターテインメントと保険(監視)の二つが人々を支配する。

 勝手な自説ではありますが、歴史にはサイクルがあるようで、
 少なくとも以下の三つはあるように思えます。

  政治優先のサイクル
  経済優先のサイクル
  文化優先のサイクル

 世界共通というわけでなく、変化の時期には地域によってずれがあって、おそらく日本は真っ先に次のサイクルに進むかと思われます。四季の変化に富み、大陸と海洋の両方の影響を受ける島国。英国とかアタリ氏のフランスやイタリア、スペイン、韓国あたりの半島国も最先進でしょう。

 まず、政治優先。
 各地が「文化」で培った慣習のうち、気候風土に関係なく通用したルールが、外交や行政に使用された。
 そして、地域を越えた形で様々なインフラ整備が始まる。
 日本だと明治時代にあたります。

 経済優先は、外交や行政、通信や交通などの紛争解決や通商開始に使えるインフラが成立してから始まる。 
 食料から加工品・燃料、最終的には貨幣の獲得をめざして、各地域が競いあう。
 日本なら昭和の後半です。

 では、文化優先はどうか。
 すでに一定の富や豊かさを得た地域から順に、それぞれの地域事情にあった楽しみ(気安さ)を求め始めます。
 つまり、政治・経済優先で必要だったインフラの必要性は相対的に低下する。

 今の時期は文化優先への過渡期であり、
 まず日本とヨーロッパの島国や半島国、2~5年遅れて韓国台湾やそのほかの欧州が、10年ほど遅れて米国が続きそうです。
 中国やロシアは20~30年ぐらいあとかな・・・インドだとそのサイクル自体がないかもしれない。

 ジャック・アタリ氏の「世界を襲う5つの波」にある「第三の波・超帝国」の項に、多極型秩序をへて、エンターテインメントと保険が支配すると書いてあるように、
楽しみや気安さをうまく扱った勢力が、これまで通り、超帝国?の主力となるのでしょう。

 で、それぞれの地域で暮らすだけでいいやと思える人々は、バーチャルノマド(ITなど仮想世界でのみ放浪する人)にとどめておく。

 現在でも見られる超ノマド(自己意思で放浪できる人)のうち、それを生業としているのは、富裕層や国際企業、一部の宗教家といったところでしょうか。
 気候風土の異なる他地域に、自分のルールや技術(=文明)を植えつけるという点では、文明の拡大を必須とした政治・経済優先時代の発想が多く含まれる。
 ということは、地域内すなわち目先の楽しみや気安さを尊ぶ、文化優先サイクルになればなるほど、大多数を占める民衆から需要を失い、自然と減っていくのでしょう…

 この、既存の超ノマド各位が自然と減って(大多数の人々によって減らして)、各地域の文化を尊重する穏健な新・超ノマドに変わるなりしてくれれば、第五の波「超民主主義」に移行するのでしょうが、
 彼らが自分の存在を認めさせたいときは紛争が生じます。


■第四の波 ”超紛争”

 実は、先に挙げた三つのサイクルに切り替わる時期は、これまでに必ず国際紛争が起きています。
 ナポレオン戦争とか第二次世界大戦などはその典型でしょう。異文化を認めず、交渉を捨てたことから紛争は始まる。
 たとえばロシアなら、日露戦争をきっかけに「文化→政治」に移行しました。独特の農奴文化や皇帝専制が崩壊しています。(その後が良い悪いは別として)
 
 もちろん、紛争に関わらなかったり、鎮めたりすることはできるかと思います。
 あれこれ欲しいと思わない抑制の発想と
 やられてなるものかという不屈の発想をバランスよく保ち、
 少なくとも破壊勢力にならないように心がけ、余裕があれば調停に回るような勢力がどこまで出てくるかがカギでしょう。

 紛争を起こす勢力(特に膨大な市場を持つ超帝国になってしまえば)は他の発想を受け入れらない状態にあるので、まず彼らを納得させる「利」や「義」を持ち出すことになります。
 その「義」が利他精神であったり異文化の認知であったりすればよく、「義」になりうるためには自尊心を逆なでしないように、うまく広めていくことですね・・・
 多くの人は他文化からの呼びかけを嫌う…ああ難しい。(私などは余計な発言が多いので、特に危ない。)
 やはり、勝手に見せつけるべく、先例を多く作ってしまうことかと。
 それが個々人の生き方であれ。

 さらに○○さんのお話にあった、
 「テレビ露出度の高い人に票をいれ、期待をかけるのは、情報の勘違い」ですが、まさに同感でして、
 露出度で判断しては、たやすく知名度を得たがる政治家を選ぶ危険がありますね…
 そういう連中がパフォーマンスとしての紛争をやりたがる。
 戦争というのは、案外国民が政府を煽って起きるケースが少なくなく、見た目の人気ほしさに蛮勇を奮おうとする政治家そのほかは後を絶ちません。

 日中戦争の継続を批判(反軍演説#)した斎藤隆夫が、戦時中の選挙でトップ当選した美談もありますが、メディアが発達した今日、そういったことがあるのかはなはだ疑問です。
 戦争や侵略主義は人の欲望があれば発生しうる。と冷静な視点に立ちつつ、無益無駄な紛争は止めるべしと、1940年の時点で、独り述べた勇気が高く評価できると思います。


■第五の波 ”超民主主義” 2060頃から
 ・人々が利他の心、博愛の精神に目覚めれることによりこの世界が得られる

 おそらく日本が筆頭にその時代はいずれ来るでしょう。強固なリーダーシップというものはなく、多発的に変わってくるのだと思う。その一つの核が老いた私かもしれず、わかりません(笑)
 正直、マイクロファイナンスの利他段階(寄付など)に至れる自身はまだありませんので。
(無料でも体が動くという点では、すでに利他的かもしれません)

 ただ、完全な平和というのはなく(逆に、完全な混乱というのもない)、あるきっかけで、また別の悪い?サイクルがくるかもしれません。

 確実に、誰にでもいえることは、どのサイクルであっても、いかによく生きるかということかと思います。


 …偉そうな、括り方になってしまいました。
 (゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ...

 関連ブログ
 デカチワワのプッチ
 真 夢人 日記  アタリ氏の「世界を襲う5つの波」は当たるか

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