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『かかあ天下』か『亭主関白』の二者択一ではない。

 昭和生まれ男の一生は極論すれば3つほどに分かれる。

 1.堅実に勤め人として生き、嫁の要望に逆らいづらい「昭和的普通人」
 2.イケイケ、起業万歳、猪突猛進まっしぐら「肉食派」
 3.多くを求めない代わりに、自分の時間や志向を大切にする「自由人」

 私などは3つの要素全てを持っている気がするが、3.が強い。
 結婚のタイプで3つを説明していくと…

 1.は『かかあ天下』型。仕事に徹する代わりに家庭の全権は嫁に委ねる発想だから、多忙を極める商社マンや銀行員に多いと思われる。昭和生まれの5~6割を占める。
 2.は『亭主関白』型。言わずと知れた独立志向、ベンチャー志向で、仕事に徹しはするけど、稼ぎがいいから常に大黒柱として立ててもらえる。その代わり、嫁は慢性的な不満を抱え続けていて、金の切れ目が縁の切れ目、なんてこともありえる。昭和生まれでいえば1~2割ほどで、江戸時代の武士人口の比率にも近い。
 
 で、最後の3.がこれから増え続けるであろう、『調和夫婦』型というやつで、以下の記事で語られている。

 結婚相談所に勤める元結婚詐欺師が語る 草食系男子がパートナーを見つける方法 …メンズサイゾー

 なるほど。結婚する友人(男)をみて、心底からうらやましがれない理由がようやくわかってきた。
 30までに結婚した友人は、記事にあるように、草食系といえば『かかあ天下』型の結婚生活が相場になる。収入があれば『亭主関白』型にしてもらえる。わかりやす過ぎて、生活スタイルの想像がつきやすかった。もちろん、本人たちは幸せなのだろうが、オレが彼の立場で嬉しいかな?と考えると、どうもその気になれなかった。役回りが決まりすぎると、お互いに休む間がないのではと思ってしまう。

 そこへきて『調和夫婦』型というのは、なかなかいい。あくまでパートナーとしてのバランスをとっていくやり方は、望ましい。デートにしても2回に1回は行く店が決まっていて1回は決まっていないような私としては、ちょうどいい。
 自分を持ちつつ、相手を立てつつの加減でいいではないか。依存か統率牽引の二分化論で語られる時間が長すぎたのは、まさに数ある社会問題の原因ではないだろうか。
 意図的な生活保護費の受給、地方公務員における相対的な給与の高額化、学校に頼りすぎる教育問題、日米安保問題・・・などなど、主と従の関係をハッキリさせたがる風潮が、様々な不公平を招いてしまった。

 『金を稼ぐのはあなた、後ろを守ってる(守ってやってる)のは私』などという発想は、もう捨てろ。
 
 捨てた好例が、サッカー日本代表のワールドカップでの働きぶりだ。
 攻撃力の少なさを受け入れて、守備主体に切り替える。皆で守って、少ないチャンスが来れば皆で攻撃をする。闘莉王以外はDFは守備、MFとFWはしっかり動いて攻撃といった発想をやめ、局面に応じた『調和』を重視した。
 結果、2勝1敗1分け。少ないボールキープ率でも相手に負けない数のシュートを打てた。(もちろん、ここに出していないキーパー川島の390分で2失点という守護神ぶりも大きい。)

 共同で家庭を守りつつ、稼げるチャンスがあれば一緒に出て行く。といった『調和夫婦』がこれからの時代に強みを発揮するだろう。
 生活を直接変えられる技術革新が見えるわけでもなく、60~80年代の高度経済成長はしばらく訪れない。政治やそのほかが対応出来ることにも限りがあるだろう。そんな時期だからこそ、普段は倹約などでしっかり守って、生涯学習やその他で潮目がくれば動けるように準備できる家庭こそ、平成もとい21世紀に適応した生活が営めると思う。

 そういえば、友人で調和夫婦の好例を思い出した。が、別の苦労を背負っており、やはり全てがうまくいくといった例はなさそうだ。マイナス面とも仲良くできる現状の肯定と踏ん切りこそが、幸せを引き寄せる。  
 

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