官僚主導から芸人主導へ。低成長社会の切り札?
ある芸能関係者の言葉。
『大衆との距離がなければ、やっていけません。』
そう、一般人とは違う生活を強いられ、「大変なんだ、偉いんだ」と思われているから成立する職業である。
多くの人のためにギリギリまで時間を使う人、だから我々大衆が簡単に会ってはならない。…と思われてこそ、トップクラスの芸能人における人気や信頼は揺るがない。霞ヶ関の国家公務員にしても同じことが言える。
ただし、注目や信頼を集められるからこそ、一般大衆の目は厳しい。
押尾学のような触法行為とはもちろん、イメージを裏切る言動も制限される。
キャリア官僚で言えば、深夜のタクシーで酒類を提供されただけで、「居酒屋タクシー」などと世間の批判を浴びたのは記憶に新しい。一般大衆なら泥酔者お断りとされるところが、乗車中に酔って許されるとは何事か!といった恨みつらみ、ルサンチマンに繋がった。
また、人気が出始めてからのAKB48が恋愛禁止としたのもそうで、「いい男と付き合えるは、当然だろ。」「あの男のものだから、これまでのようにみんなの存在ではない…」と思われてしまっては、距離が離れすぎてしまう。手が届きそうで届かない。この加減がポイントだ。
加減をうまく調整しているのが、お笑い芸人達である。
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