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赤字補足)NGT48暴行騒動、他県出身者にイメージを荒らされた新潟が気の毒でならない

NGT48暴行騒動の件、私なりに情報を収集してみたが、結構根深いものがありそうだ。
ざっくりいうと、大都市圏対地方といったある種の地域対立があり、さらに大都市圏メンバーの一部に芸能界重鎮と繋がる男との付き合いがあったのが火種であり、かつ収拾を難しくしている原因らしい。
確かに、たまたま昨秋あたりから、彼女たちが出演する新潟ローカル番組を見るようになったのだが、このメンバー同士は絡まない!というのはなんとなくあったから、納得だ。

NGT48は、チームNⅢとチームGの2チーム制を敷いている。
新潟県警に事情聴取され加害関与が疑われる太野彩香(たのあやか、通称・アヤカニ、兵庫県伊丹市出身)と、西潟茉莉奈(通称・がたねぇ、東京都出身)の両名はチームNⅢに属し、被害者である山口真帆(通称・まほほん、青森県出身)はチームGに属している。
山口は暴行被害告白の直前に「いくら自分が許せないことをされても、それ以上にチームGのことを守りたい」とツィートを発している。
少なくとも、チームNⅢのどこかに問題があることは間違いない。

2チーム制になったのは昨年6月。初代NGT48 キャプテン・北原里英が卒業する直前の4月中にメンバー振り分けが発表された。
両チームの構成は、正規メンバー(=見習いの研究生を除く)のうち、NⅢに新潟県中越・上越地方出身者4名全員と関東出身者5名のうち4名が属し、Gに新潟県下越地方(新潟市除く県北部)出身者3名全員と山口を含む東北出身者3名全員が配された。NⅢは南に攻めて関東方面、Gは北を攻めて東北方面と、露骨なまでに地域営業を意識しているといえる。
肝心の太野は唯一の西日本出身者であることから、営業戦略を考えると新潟から見れば西の各県出身メンバー(富山県出身の中井りかなど)が属するGに配されるのが筋だが、関東方面重視のNⅢとなった。代わり?に神奈川県出身のメンバーがGに属している。

イメージをまとめると、NⅢに東京圏(西潟)プラス関西圏(太野一人ではあるが)のような都会感があるのに対し、Gは新潟県北部から東北といった、太野が揶揄する「真面目」なメンバーが多いチームといえる。(なおNⅢは、昨年秋までに新潟県中越地方出身者2名が卒業していることから、より都会系的な色彩を強めている)

そこにG所属の山口から、NⅢ所属の太野による稲岡龍之介らの半グレ集団「Z会(ジョー会)」メンバーとの黒い交際?の告発があったとすれば、太野が何らかの私的制裁を依頼したとしても不思議ではない。しかも、黒い交際の対象は芸能界重鎮の甥っ子と言われている。⇒説明動画
『田舎もんが何ごちゃごちゃ言うとう、ちょっと黙らしたろか』といった雰囲気である。関西(関東)のヤンキー文化を想像すると、上位者へのチクリ(密告)は、大抵は報復措置の対象であり、仮に太野をヤンキー系だとすると自然な流れだ。

と、ここまでの説が成立するとなると、新潟が気の毒でならない。
他県出身者同士のいさかい(悪いのは一方的に都会側で、それも関西人原因が濃厚・・)で、イメージがおかしくなっているわけで、やってられない。


今後の予測としては、当面は加害者グループの輩が芸能界重鎮と繋がっていることがどうかは別として、太野と西潟には明確な処分がおりないだろう。
だが、彼女らの人気が墜落したままになるのは間違いない。もし彼女らがシロであったとしても、太野については以下のようなツィートをしてしまった以上、悪印象は免れない。

「真面目は偉いと思うけど、真面目=成功ではないと思う」
「仕事とは、真面目にやってる人が成功するんじゃなくて、上手くやってる人が成功するんです」
まとめサイト

以上は事件が起きて1カ月後、加害者男性二人の不起訴処分が確定した1月7日のツィートである。この発言内容が、山口に個人単独による暴行被害告白を決断させた可能性は高い。

真相はわからないし、これ以上追求する気もないが、私は太野アヤカニ嬢を素行の良い人間とは考えられなくなった。
運営の発表通り「違法行為」はしていないまでも、彼女の公表された発言だけをとっても道義的な疑問が残ってしまう。アイドルを続けるのは難しい。関西に帰るなりして、別の人生を歩むほうが無難だろう。

いや、”悪名も高名”と腹をくくれるなら、悪役キャラとして大いに売れるかもしれない。

なお、本当にNGT48を荒らしたのは、直接の加害者2名(笠井宏明、北川丈)や稲岡龍之介らの半グレ集団である。彼らのことについては、それぞれ検索いただければ色々と出てくるので、個々では割愛させていただく。

半グレの彼らに対して周囲ができることは、決して優遇せず、まずは突き放すことぐらいか。それが出来なかったのが、太野や西潟らNⅢメンバーの複数名(荻野由佳など)と昨年6月以前の中井りか、そして前支配人の今村悦朗だったとみられる。
いくら稲岡が権力者と繋がっていて総選挙の票を左右する財力があったとしても、ほどほどの付き合いにするなり、事が起きたら身を挺して晒すなどすれば、どうにかなるものだ。身を挺して晒したのが、山口自身だったことで騒ぎが最大限になったわけで、これはこれで良かったのかもしれない。

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