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参院選2019寸評(なぜ立憲民主党は美人インテリ候補にこだわったのだろうか)

参院選寸評。あえて批判を多めにします。政党の順番は参院全体での議席順として、敬称は全て略します。

自民:57(-9)西田昌司、世耕弘成、丸川珠代など、イメージがしっかりした候補は自前で票を稼ぐが、多くは「仕方なしに」集まった票。私が言うまでもないけど、党への支持とは言えない得票が多い。30代以下における支持率の高さも、良くいえば唯一存在する安定企業的な見られ方をしているからこそ。
じつは、れいわ新選組にもっとも票を奪われた党かもしれない。東京で最下位の6位当選となった武見の苦戦は、同党の丸川だけでなくれいわ野原の影響も否めない。

立憲:17(+8)改選数を倍増させたから良かったのだろうが、若者への不人気は覆い難し。
この党については、女性候補の立て方がどうも下手だ。三都の選挙区で比較してみる。

京都2(倉林・看護師からたたき上げで市議出身:2位当選>増原・慶大卒の経営コンサルで勝間和代女史のパートナー:3位落選
大阪4(梅村・MBSやABCではなく独立局中心のフリーアナウンサー:1位当選>太田・比例区から転じた元大阪府知事:4位当選>亀石・テレビ出演も多い美人弁護士:6位落選
東京6(丸川・東大卒の元テレ朝アナウンサー:1位当選>吉良・早大卒ながら就活苦戦、中堅印刷会社勤務を経て区議落選経験あり:3位当選>塩村・グラドルと放送作家を経て都議。セクハラやじを飛ばされたことで知名度増:4位当選

青色が立憲民主党の公認者だが、候補の立て方が関西と関東で逆だったら、結果が変わったと思われる。
東京の1位・丸川珠代でわかるように、関東でこそアッパーなキャラクターへの”憧れ”に惹き付ける戦術は通用する。いっぽう関西では、あくまで私の肌感覚だが、大阪に近い地域ほど、自分のポジションから遠い人物に対し素直な距離感を抱きやすい。真面目キャラだと、なおさら遠く感じてしまう。仮に東京で4位当選した塩村文夏が大阪の候補だったら、2位ぐらいに食い込んだかもしれない。頭の切れる色物(=芸能系)は、大阪だとさらに尊ばれる。逆に大阪で落選した亀石が東京で出れば、5位ぐらいで当選しただろう。関東はキャラの近しさより所属や経歴で見る傾向があり、塩村ほどの知名度がなくとも戦えるだろう。
兵庫に至っては、安田が唯一の女性候補だったのに、4位落選となった。これまた美人アナウンサーである。兵庫県せめて関西の出身なら、もう少し踏ん張れたかもしれないが、石川県生まれで局アナ勤務まで一貫して北陸の人、落下傘候補の苦しさを一手に受けたのだろう。
つまり立憲民主党は、候補者の割り振り次第で、あと二人ぐらいは増やせた可能性がある。
結果、関西の選挙区で3戦全敗。同党が、美人かつインテリの女性候補にこだわった理由は、私にはわからない。その一方で、元・モーニング娘の市井紗耶香を比例区に出しては落選させ、余計にわからない。衆院選を含め、地域の雰囲気に応じた女性候補を立てていかないと、今後の党勢拡大は難しいだろう。

公明:14(+3)勝ったとはいえ、与党のブレーキ役としての機能に陰りがみえてきた?同党。東京選挙区の同党代表・山口那津男の票が、もっとれいわ・野原に奪われると思ったが、最終的に2位当選となったのは残念。せめて5位ぐらいになって反省の刺激になったほうが、同党にとって良かったかと思う。大阪など地方選などで数人の現職を落としたように、学会員の意地を見せてほしかった。

国民:6(-2)希望の党以来続く印象の悪さは下げ止まった感。だが、選挙区では現職3人以外は全敗。
現職のうち一人・静岡選挙区の榛葉賀津也は、2人区の2位を立憲候補と争っての当選。実は票に余裕がある自民党から分けてもらったとの説。この恩で、榛葉や同党の一部が、自民が発する改憲論議に対して賛成に回るかは不明。

維新:10(+3)関西以外の選挙区で当選者が出て、念願を果たす。が、全国的には自民党との違いが見えにくい。代表の松井(大阪市長)いわく、教育無償化を進める点や支援団体を持たないところが自民と異なるという簡潔な説明をするが、理念的な違いとなると、さらにわかりにくい。
また、長谷川豊、丸山穂高など元所属者の暴言にも要注意で、過去の印象精算は急務。さらに大阪選挙区の梅村は、長谷川と出身大学が同じでサークルの先輩後輩の関係。長谷川が梅村を維新に誘った可能性もあり得るが、影響はみられず1位当選した。ちなみに筆者・近藤も出身大学が同じで、筆者が4回生当時、長谷川が3回生、梅村が1回生の関係。同サークルの雰囲気を覚えているだけに、良い方にも悪い方にもイメージしてしまいます。

共産:7(-1)学生時代からの印象が今も変わらないのは、街頭演説の聴衆におけるヤラセ感、いわゆる動員が一目でわかってしまう。演説が終わるときれいに散り散りになる人が多くてバレバレ(公明もこの点ではほぼ同じ)。
なにより私は、同党の街宣車が目に入ったおかげで、山本太郎が来ているのに気づけなかった。いくら志位や小池など幹部が変わろうと、多くの支持者の行動習性が簡単には変わらない。すでに割り切っているとは思うが。

社民:1(0)もう、特にいうことがないというのが、批判。

れいわ:2(+2)新たに政党要件を獲得。代表・山本太郎が、納得がいく落選に自らを持ち込んだ才覚は脱帽。
複数の方から聞いたのは『当事者こそ絶対!を押している感がどうも』との感想。私も同意。舩後、木村の当選は歓迎だが、ネタにした感は否めない。もし『多様性のため』という正論を掲げて、様々な反論を封じ込む挙に出た場合、どうなることか。両議員の良識をもってしてなら問題ないのかもしれないが、対応を間違えると、かえって差別が深まる危険がある。

N国:1(+1)いわゆる課題を一つだけ掲げるシングルイシュー政党。受信料不満だけで、政党要件の得票率2%を稼ぎ出した。選挙区ポスターを、実質比例区への投票誘導に使ったのもご愛敬。あんまり知らないので、この辺でやめ。

【総論】予想通り、東京・大阪選挙区での当選者は男女同数。神奈川・愛知も含めた、改選4の選挙区における当選者総数でいえば、18名中8名が女性になりました。その他、京都選挙区のように女性同士の接戦対決が見られたり、1人区では女性現職が20歳近く年上の男性新人(それも野党系)に敗れるなど、「女性だから」勝てる状況でなくなったこともまた、男女平等参画に近づいたと言えます。

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